管理栄養士が教える 低炭水化物ダイエットがよくない理由

管理栄養士が教える「低炭水化物ダイエットがよくない理由」

2019/07/31 05:30
低炭水化物ダイエットでは、高飽和脂肪食を多くとり、野菜、果物、豆類、全粒穀物などの摂取を制限しています。その為、この不健康な食習慣による健康への影響が懸念されています。
2018年に『The Lancet 』誌に掲載された研究では、炭水化物を制限した食事法は死亡率を上昇させるとのこと。45歳~64歳の成人1万5828人を研究対象とし、観察し追跡を続けた研究では、カロリーの50~55%を炭水化物から摂っている人は、40%以下の人よりも死亡リスクが低いという結果が出ています。
低炭水化物ダイエットでは、炭水化物そのものが制限されるために、健康につながる食物繊維のほか、ビタミン類、抗酸化成分も多く含むでんぷん質の野菜や果物、全粒穀物などが不足してしまいます。これらの重要な栄養素が欠けると栄養欠乏、炎症、病気につながります。
また、タンパク質をたくさんとるのはよいことではありますが、ある研究では、牛肉、豚肉、鶏肉、またその他の動物性タンパク質の過剰な摂取は、心臓疾患を引き起こすことが示されています。2018年に『Circulation: Heart Failure』誌に掲載された研究では、高タンパク質の食事法は、心不全のリスクを高めることが示されました。
バラエティーに富んだ食事プランにしなければ、炭水化物の摂取を制限した食事法は、健康に対して長……