テント 工具 ガーデニング用品 住民同士でシェアする 下北沢のコンテナ|兵庫県のクリスマスローズガーデンを訪ねて(NHKテキストビュー)

テント、工具、ガーデニング用品。住民同士でシェアする「下北沢のコンテナ」

2020/02/11 19:00
今、欲しいけれど買うほどではないモノ──。それをいつでも借りられるサービスが、駅周辺の再開発が進む下北沢に登場した。
「下北線路街 空き地」の無人コンテナ「下北沢ShareBOX」は、街中や住宅共用部に設置した共有コンテナを介して、近隣住民が準生活必需品をシェアすることを目的としたサービスだ。「博報堂」と「住友商事」が共同して事業開発を進めており、今月より4月中頃までの試験導入だそう。
コンテナ内には、テントなどのレジャー用品や玩具、工具、ガーデニングツールといった、日常での使用頻度は低いが、あると便利なモノが揃う。およそ50点の商品を運営組織が用意し、貸し出し需要の高いものをデータ分析。さらに近隣住民が持ち込んだモノでのシェアが生まれるかも検証しながら、生活者の利便性を図っていくようだ。
高まるシェアリングサービス需要の背景には、つねにそれを支えるテクノロジーがあるけれど、モノを介した生活者同士の交流促進をアナログでチャレンジしてしまうのが逆に新鮮。古着や雑貨、サブカルが集まる“シモキタ”を実証実験の場に選んだ理由も、なんとなくわかる気がする。

兵庫県のクリスマスローズガーデンを訪ねて(NHKテキストビュー)

2020/02/11 08:00
兵庫県の山あい、緑と水に囲まれた場所に生川初恵さんの庭はあります。山の地形そのままの傾斜地に、2株のクリスマスローズを植えたのは20年前。今では、庭いっぱいに花を咲かせるようになりました。「クリスマスローズのおかげで、この土地に根を張れました」という生川さんに、クリスマスローズへの思いを伺いました。
* * *
大阪で仕事をしながら定年後のことも見据え、兵庫県加東市にセカンドハウスを購入したのがおよそ20年前。その当時は園芸をしようとか、庭をつくろうとか、そういう思いはまったくありませんでした。
たまたま引っ越しのとき、ご近所の方がクリスマスローズを2株譲ってくれて。それがわが家のクリスマスローズガーデンの始まりです。最初に見たときは「なんて変な花なんだろう」と思いました。だって花びらには“てんてん(スポット)”があり、しかも下を向いて咲いているんですもの。
その2株を庭に植えたところ、こぼれダネでどんどんふえていきました。うちの庭は傾斜地で水はけもよく、気候もクリスマスローズに合っていたんでしょうね。そして突然、元の2株とはまったく姿の違う、かわいいピンク色の花弁の多い花が咲いたときは驚きました。
だんだんと近くに住む人から注目されるようになり、少しずつ株を買い足すうちに、いつのまにか庭中に何百株と咲くように。……