[宝物をつなぐ]令和の正倉院 3 西域の珠玉 永遠の…|20日に とす長崎街道まつり|きやぶ百景 長崎街道まつり|他

[宝物をつなぐ]令和の正倉院<3>西域の珠玉 永遠の輝き

2019/10/18 23:26
 星くずのようにちりばめられているのは、青いラピスラズリや白いトルコ石。アフガニスタンやイランで採掘され、シルクロードを旅して、中国・唐へとたどり着いた。そんな来歴が目に浮かぶ。
 輝きに満ちた宝物が、正倉院には数多い。「礼服御冠残欠(らいふくおんかんむりざんけつ)」は約1300年前、聖武天皇や光明皇后の頭上を飾った冠の一部だ。壊れた破片ではあるが、それ自体が豪華なアクセサリーのようでもある。透かし彫りの鳳凰(ほうおう)は金色の羽を大きく広げ、地中海産の宝石サンゴやガラス玉の連なりが彩りを添える。
 まばゆい光は、いつの時代も、人々の心をとらえて離さない。だが、追い求めすぎると、往々にして失ってしまう。限りある天然資源を守り、未来につなぎたい。そんな模索が始まっている。
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魅惑の光 絶やさぬ道筋
宝石サンゴを手に持ち、サンゴの保護への思いを語る古井戸樹さん(高知県大月町で)=浜井孝幸撮影 見る人を吸い込むようなラピスラズリの傍らで、紫のアメシストが妖しく、赤いルビーは燃えるように光る。
 名古屋市で今夏開かれた鉱物の販売会会場で、女性客がショーケースを熱心にのぞき込んでいた。お目当てはラピスラズリ。「青い地球のような色が女性の心をつかんでますね」。パキスタン人宝石商のフマユン・マスッド(55)が言う。
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20日に「とす長崎街道まつり」

2019/10/18 22:20
 第18回とす長崎街道まつり(佐賀新聞社など後援)が20日午前10時から午後3時まで、鳥栖市の旧長崎街道で開かれる。武士や町人、町娘など江戸時代の格好をしたボランティアが道案内や接待役を担う。実行委員会は「歴史に触れながら昔の道を歩こう」と参加を呼び掛ける。
 長崎街道は江戸時代、小倉と長崎を結ぶ幹線道路で、鳥栖市の中心部を通り、鍋島藩・轟木宿と対馬藩・田代宿があった。
 まつりでは旧街道の4キロを歩く小さな旅を再現する。田代八坂神社で芸能舞台、昔遊び、対馬物産市が開かれるなど四つの神社では催しを企画している。神社に隠れている忍者を探してスタンプを集め、景品をもらう「忍者を探せ」の受け付けは、鳥栖八坂神社と轟木日子神社で。問い合わせは鳥栖観光コンベンション協会、電話0942(83)8415。

〈きやぶ百景〉長崎街道まつり

2019/10/18 22:00
 鳥栖市田代新町と田代上町の境に「田代八坂神社」があります。元は祇園社と称し、戦国時代の永禄6(1563)年、この地域を領有していた筑紫氏が小郡村から勧請しました。
 江戸時代に対馬藩領となり、代官所が置かれました。疫病、病害虫、風水害などを防除する神として領主・宗家の庇護(ひご)を受け信仰を集めました。明治以降、神仏分離令により八坂神社と名称を変更、祭神も素盞鳴命(すさのおのみこと)、稲田姫命(いなだひめのみこと)となり、現在に至っています。
 毎年7月には祇園祭が催され、町の神様として親しまれています。10月20日は長崎街道まつりが開かれ、田代八坂神社では田代縁日を企画。射的、ヨーヨー釣り、対馬と田代の物産品販売などが用意されています。市内の街道一帯ではさまざまなイベントが繰り広げられます。歴史散策の一日をお過ごし下さい。
文・松田和子=鳥栖市田代外町
絵・水田哲夫=鳥栖市本町

瀬戸内国際芸術祭 2019〈本島・高見島〉新作レポート

2019/10/18 21:16
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南さつま市「加世田麓地区」が保存地区へ

2019/10/18 19:00
 鎌倉時代の面影を残す南さつま市加世田麓地区の歴史的な価値が認められ、国の文化審議会が保存地区に選ぶよう文部科学大臣に答申した。県内では4例目。
 国の重要伝統的建造物群保存地区に答申されたのは、南さつま市加世田麓の約20ヘクタール。建造物54件、石垣や門などの工作物163件、生垣や庭園など104件が保存対象。鎌倉時代から続く自然の地形に沿った曲線を描く通りや250年前に作られた武家屋敷などが歴史的な価値が高いと評価されている。
 保存地区になれば建物や外壁などの修繕を行う際、国から補助を受けることができる。
 賑わい観光への期待も高まる。武家屋敷群のある南九州市知覧や出水市麓などは、保存地区に指定された後観光客が大幅に増えて、地元の活性化に貢献している。
 文化審議会の答申を受けて、南さつま市の本坊輝雄市長は「これを契機に歴史風土に根差したまちづくりを進めていきたい」とコメントを発表した。
 南さつま市加世田麓地区は、保存地区に近く正式に決定する見通し。

旅ゆけば漁師町:都志(兵庫県洲本市) 秋も抜群、サワラのタタキ

2019/10/18 18:26
 淡路島の西海岸の中ほどに位置する兵庫県洲本市五色町都志(つし)。江戸時代、北前船の海運業で財を成し、箱館(函館)の町を整備するなど北方開拓に大きな功績を遺(のこ)した豪商・高田屋嘉兵衛の生まれ故郷だ。その波乱に満ちた生涯は、司馬遼太郎の小説「菜の花の沖」でご存じの方も多いだろう。
 今年は嘉兵衛生誕から250年の節目の年。まずは、嘉兵衛が埋葬されている丘陵地にある「ウェルネスパーク五色 高田屋嘉兵衛公園」内の高田屋顕彰館・歴史文化資料館(菜の花ホール)で、彼の一生をたどってから、都志の町に向かった。
 晩年、故郷に戻って暮らした邸宅跡には石碑が建つのみだが、その石碑の巨大さが地元の英雄であることを物…