朝廷との関わり 時代背景を紹介 小城市・佐賀大交流展|稲むらの火 で国際交流 防災活動広がる|若冲の最初期の彩色画を新発見 京都・福田美術館|他

朝廷との関わり、時代背景を紹介 小城市・佐賀大交流展

2019/11/05 21:55
 佐賀大学と小城市の交流展「京の雅みやびと小城藩」が、小城市立歴史資料館で開かれている。京都の朝廷で育まれた文化が小城藩にどのように伝わったのか。和歌や漢詩に造詣が深かった2代藩主鍋島直なお能よしの関連資料などを通じて、その時代背景を紹介する。12月8日まで。
 佐賀大が所蔵する小城藩の蔵書「小城鍋島文庫」の資料を中心に約50点を展示する。日記や歌集に加え、京都にゆかりがある歌人や画家の作品、小城鍋島家の家紋が入った遊び道具も並べる。
 江戸時代の朝廷は実質的な政治権力を失ったが、文化の中心として機能し、みやびで由緒ある公家の女性との交際を通じて武家にも取り入れられた。
 小城藩も例外ではなく、直能は公家の歌人や幕府の儒官との交流を深め、和歌や漢詩の作品を残した。展示品の「桜岡二十景詩巻」はその一つで、藩主の庭園があった桜岡から望む景色を主題に、幕府に仕えた林家の当主らが詠んだ漢詩を集めた。
 交流展は佐賀大学と小城市との協力協定に基づき、今年で16回目。10月25日の開場式では、佐賀大学地域学歴史文化研究センター講師の三ツ松誠さんが会場を案内し、武家領主と朝廷との関わりを解説した。
 入場無料、月曜休館。問い合わせは市立歴史資料館、電話0952(71)1132。
 会期中の行事は次の通り。
 6日=鍋島家ゆかりの香り体……

「稲むらの火」で国際交流 防災活動広がる

2019/11/05 19:10
 11月5日は「世界津波の日」。「稲むらの火」を通し国際交流を続ける地元の高校生の取り組みが、世界の防災活動に繋がっている。
 先日、和歌山・広川町で行われた、「稲むらの火祭り」。松明を手に、2キロ先にある高台の神社まで歩く。江戸時代、この町を襲った津波の記憶を伝承する祭り。
 1854年11月5日の夜、安政南海地震の津波から逃れようと、人々は高台の神社へと避難した。その道筋に燃え上がる「稲の束」。火を起こしたのは、地元で醤油醸造業を営む濱口梧陵だった。この火が高台への道標となり、多くの命を助けたと語り継がれている。
 功績はこれだけではない。濱口梧陵は津波の後、約600メートルの堤防を、地元住民たちと協力して造り上げたとされている。
 梧陵は、醤油での稼ぎを元手に、住民たちと助け合いながら津波を防ぐ堤防を築いた。「築堤の工を起して住民百世の安堵を図る」。“100年先も町を守りたい”という梧陵の言葉。
 この「助け合いの精神」や「高台への避難」の教訓を学べることから、国連では、11月5日を「世界津波の日」に制定した。
 地元・耐久高校3年生の中上未悠さん。稲むらの火を通した国際交流を続けている。
 中上さんは「やはりもう一度、インドネシアの子たちにも濱口梧陵さんの教訓を広めたい、伝えたいなと思いました」と話している。……

若冲の最初期の彩色画を新発見 京都・福田美術館

2019/11/05 18:54
 京都ゆかりの江戸時代中期の絵師、伊藤若冲(じゃくちゅう)(1716-1800)が30代の初めに描いた作品「蕪(かぶ)に双鶏図(そうけいず)」が発見されたと福田美術館(京都市右京区)が5日、発表した。鶏の羽の細かい表現や印章などから若冲の最初期の彩色画という。来年3月20日からの同美術館の特別展で初公開される。
 同館によると、絵は縦111センチ、横約69センチ。今年4月、同美術館が関西地方の旧家に残された同作品の鑑定を依頼され、5月初旬に購入した。雄鶏の羽の白と黒の模様が顔から胴体に向かってだんだん大きくなるなど、若冲特有の細密な表現が見られることなどから真筆と判断された。
 これまで、「景和(けいわ)」を名乗っていた30代初めに描いた「雪中雄鶏(せっちゅうゆうけい)図」(京都市の細見美術館所蔵)が若冲の最初期の作品とされてきたが、今回発見された「蕪に双鶏図」は土や下草の表現に慣れていない筆致があり、構図も整理されておらず、「雪中雄鶏図」よりも早い時期に描かれた可能性が高いという。
 「蕪に双鶏図」の署名は「景和」でなく「若冲」となっているが、若冲研究の第一人者で東京大文学部の佐藤康宏教授は「その絵を描いたころの字(あざな)は若冲ではない。後から別の人によって書かれた可能性があるが、若冲の初期作品に間違いない」とコメント。同美術館の岡田秀之学……

ホクサイズム!プロジェクト第3弾「北斎×スポーツ展」

2019/11/05 18:45
ホクサイズム!プロジェクト第3弾「北斎×スポーツ展」  時事通信