あなたの 家紋 は? 知らない人増え”危機” 背景に文化全体の揺らぎ|和食の奥深い味わいの立役者 みりんを使っていますか?11月30日 本みりんの日

あなたの「家紋」は? 知らない人増え”危機” 背景に文化全体の揺らぎ

2019/11/30 20:56
平安後期に流行した家紋は牛車だけでなく、衣服や調度品にも使われるようになる。
そして平安末期から武家が台頭し、鎌倉時代に入って武家社会になると、武士たちは戦場での武功をアピールすることや敵味方を識別するため、武具や旗などに家紋を入れるようになった。そして、武功に対する恩賞として領地が与えられたり、また、領地替えがあったりしたことで、武家とともに家紋も爆発的に全国に広まった。
ちなみに公家の家紋は雅な印象。武家は武骨で目立つものが多いそう。
江戸時代になると何といっても「この紋所が目に入らぬか」でおなじみ、徳川将軍家の「三つ葉葵」が家紋ヒエラルキーの頂点に立つ。権威の象徴でもあり、同時に憧れでもあったようで、庶民の中でも歌舞伎役者や遊女、浪人など元は武家の流れを汲む人々も家紋を使いだした。
そして明治。武家は衰退したものの、庶民も名字を名乗ることになり、特に禁止されなかった家紋が再び浸透した。家紋は常に日本の歴史とともにあった。
都市部出る人増え、忘れられ明治、大正、昭和、平成、そして令和を迎えた今、自分の家の家紋を知らない人が増えてきている。
田中さんによると、家紋という文化が色濃く残っていたのは地方部。しかし、往来が自由になるにつれ、田舎を離れて都市部で暮らし始める人が増える。そんな家庭が世代をへていくうちに、名字は伝わって……

和食の奥深い味わいの立役者、みりんを使っていますか?11月30日「本みりんの日」

2019/11/30 20:36
みりんは、日本酒がうるち米を使用して作られるのに対し、原料に糯米(もち米)を用います。白米よりも精米歩合を上げた糯米を蒸し、米麹(うるち米に糸状菌を繁殖させたもの)とよく混ぜ合わせます。そして、米焼酎の樽に投入、定期的に櫂で混ぜながら一ヵ月半~数ヶ月ほど醸成させると醪(もろみ)になります。その後圧搾して醪を絞り、みりん液とみりん粕(こぼれ梅)に分離させて完成です。
醸成の過程で、麹菌によってもち米のデンプンが糖になり甘みに、蛋白質がアミノ酸に分解されて旨みに変化します。完成したみりんは40%以上の糖分と、一般的な日本酒と同程度の14%ほどのアルコール度数を含有します。
日本酒醸造のプロセスとの大きな違いは、日本酒の場合は分解されて出来た糖分がさらに消化発酵されてアルコールと二酸化炭素に変わるのですが、みりんの場合はあらかじめアルコールを混ぜるために、生成された糖分の多くは発酵消費されず、甘いまま保持されるところにあります。
ちなみに、「みりんが甘いお酒ならば、料理酒と砂糖を入れれば同じ効果が得られるのでは?」と考えがちですが、そうはいきません。砂糖はサトウキビやテンサイダイコンなどから抽出精製する蔗糖(しょとう)ですが、みりんの糖分はグルコース(ブドウ糖)を主体として、ニゲロース、マルトース、トレハロース、イソマルトトリオース、さらにブドウ糖類……