美術: 雪舟の仏画 展(山口県立美術館) 新発見の三…|赤々と燃える 血染めモミジ 愛荘・金剛輪寺で見ごろ …|京丹後・全国短歌大会 白珠 代表・安田さん 狂歌と…|他

美術:「雪舟の仏画」展(山口県立美術館) 新発見の三幅対の水墨画も公開

2019/12/01 17:17
 <日曜カルチャー>
 「雪舟の仏画」展が、山口県立美術館(山口市亀山町)で開かれている。画聖と称される室町時代の水墨画家、雪舟等楊(1420~1506年?)の作を中心に20点。新発見の三幅対の水墨画「騎獅文殊(きしもんじゅ)・黄初平(こうしょへい)・張果老(ちょうかろう)図」(個人蔵)が公開されている。【渡辺亮一】
 「騎獅~」は縱90・2センチ、横38・8センチの三つの掛け軸。中幅には獅子の上に座る文殊菩薩(ぼさ…

赤々と燃える、血染めモミジ 愛荘・金剛輪寺で見ごろ /滋賀

2019/12/01 16:55
 紅葉の名所として知られる湖東三山の一つ、金剛輪寺(愛荘町松尾寺)のモミジが見ごろを迎えている。同寺によると、今月初めまで楽しめるという。
 境内には約500本のイロハモミジやヤマモミジがあり、先月20日ごろから一気に赤く染まり始めた。奈良時代に寺を開いた行基上人が、本尊を彫っていると木肌から血がにじ…

京丹後・全国短歌大会 「白珠」代表・安田さん、狂歌との類似語る 入賞作表彰も /京都

2019/12/01 16:49
 京丹後市小町ろまん全国短歌大会(市短歌協会、市・市教委主催)が30日、同市大宮町であった。大宮町は平安時代の歌人、小野小町が生涯を終えた地として語り継がれている。全国から寄せられた3144首の中から入賞作品を表彰し、短歌結社「白珠」代表、安田純生さんが「短歌の表現」と題して講演。短歌と狂歌の類似性について語った。【塩田敏夫】
 大会は24回目で、大会大賞は一般の部=大分市の金澤諒和さんの「子らはただの木と思ひをり五十年使ひ続…

足利市駅周辺の見所 足利氏発祥の歴史的建造物や渡良瀬橋も

2019/12/01 16:00
現存する日本最古の学校である史跡足利学校
 栃木県南西に位置する足利市は、清和源氏の主流となった足利氏発祥の地。足利氏の氏寺だった鑁阿寺(ばんなじ)をはじめ、神社・仏閣が数多い。鎌倉時代の創設とされる史跡足利学校は、日本で最も古い学校として知られる。また、古くから織物業で栄えた土地でもあり、大正から昭和初期にかけては平織りの絹織物「足利銘仙」の生産が盛んだった。
 利根川支流の渡良瀬川が流れる東武線足利市駅へは、浅草駅から区間急行で1時間48分、浅草駅から特急で1時間19分で到着できる。足利市駅周辺の見所を紹介しよう。
■史跡足利学校 栃木県足利市昌平町2338
日本最古とされる木造の孔子像
 現存する日本最古の学校遺跡。講義が行なわれた「方丈」と学生の日常生活の場だった「庫裡(くり)」、寛文8(1668)年に創建された門、日本最古とされる木造の孔子像など見どころが多い。
営業時間:9時~16時半(4月~9月)、9時~16時(10月~3月)
定休日:第3月(祝、振替休日の場合は翌日)、12月29日~31日
料金:一般420円
■鑁阿寺(ばんなじ)/栃木県足利市家富町2220
足利義兼によって建立された
足利義輝が再建した楼門
 室町幕府を開いた足利尊氏の6代前にあたる足利義兼によって、建久……

なるほドリ:九度山町の文化財紹介の取り組みって? /和歌山

2019/12/01 15:50
文化庁の地域活性化事業で調査 報告書2冊とガイドブックなどを発行  なるほドリ 九度山町が、町内でもあまり知られていない文化財の紹介に取り組んでいるんだって?
 記者 九度山町は戦国武将・真田幸村で有名ですが、価値の高い文化財に恵まれた土地でもあるのです。
 Q 文化財の調査が、長期にわたって行われてきたそうだね。
 A 文化庁が全国で実施する「文化遺産を活(い)かした地域活性化事業」で調査に大きな弾みがつきました…

書の甲子園 芦屋、笑顔の近畿V2 来年こそ日本一に /兵庫

2019/12/01 15:42
 「書の甲子園」として親しまれている第28回国際高校生選抜書展(毎日新聞社、毎日書道会主催)の審査結果が先月28日発表され、県内からは団体で県立芦屋高が近畿地区優勝に輝いた。また、個人では、県立西脇高2年、藤本寧音さん(17)▽県立高砂南高3年、村田楓華さん(18)▽県立兵庫高、小林千乃さん(17)の3人が優秀賞に選ばれた。
 県立芦屋高は昨年に続く2年連続の近畿地区優勝を飾った。受賞の知らせに、部員らは「芦屋高書道部の名前…

【日曜に書く】若冲はウミテングを見たか 論説委員・山上直子

2019/12/01 14:57
 「謎です。若冲(じゃくちゅう)のあの絵は、京都の錦小路だけでは描けなかったと思うんです」。クニマスの発見で知られる京都大学名誉教授、中坊徹次さんに聞いた話がずっと気になっていた。冊子「魚好きやねん」(東海大学出版部)に「若冲〈群魚図〉の謎」という題で書いている。
 伊藤若冲(1716~1800年)はご存じ江戸時代の京都の画家で、錦の裕福な青物問屋に生まれた。近年、国内外で若冲ブームを巻き起こしている。
 魅力の一つがニワトリをはじめとする生物の絵だ。代表作「動植綵絵(どうしょくさいえ)」30幅のうち、魚やタコなど海の生き物を描いたのが「群魚図」。まるで図鑑のような2幅である。
 ◆リアリズムと模写
 マダイやトラフグ、カツオなど、見るからにおいしそうな魚が並ぶなか、中坊さんが目を留めたのはネコザメやアカシュモクザメなど、あまりなじみのない魚だった。若冲は錦の魚屋に並ぶ魚を描いたとされるが…。
 「若冲の絵は当時としては精緻で種名の特定ができるんです。でも例えばアカシュモクザメは子供でも1メートルはある。江戸時代の錦とは結び付かない」
 なるほど。現代の錦市場でも考えにくいが、当時の京都ではまず見ることはない魚だろう。

武士教育の理念、現代に 藩主の子孫ら、萩で「全国藩校サミット」 きょうまで /山口

2019/12/01 14:52
 江戸時代に各藩が設けた藩士の子弟の教育機関「藩校」関係者や藩主の子孫らが一堂に会する「第17回全国藩校サミット萩大会」(実行委など主催、毎日新聞山口支局など後援)が30日、萩市で始まった。【遠藤雅彦】
 武士教育の精神と理念を現代に生かそうと、2002年に徳川幕府の昌平坂学問所跡である湯島聖堂(東京都)で始まった。萩藩第5代藩主の毛利吉元が毛利家家臣の子弟教育のために藩校明倫館を創建して今年で300年になるのを記念して、県内で初めて萩市で開かれた。
 市役所隣の市民館で開かれたサミットには、旧藩の当主20人をはじめ、全国の旧39藩の関係者ら約800…

〈観光最前線〉27人の歌仙100年ぶりの再会

2019/12/01 12:04
2019年12月1日(日) 配信
36歌仙が揃う日は来るのだろうか 「逢いたい」、思いが日ごとに高まり、旅の日程を延長し京都に「流転100年 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」展を観に出かけた。100年ぶりにバラバラになっていた歌仙絵27図が並ぶ空間は、想像以上に美しかった。
 「佐竹本36歌仙絵巻」は、平安時代の和歌の名人36人を描いた上下二巻の絵巻であったが、1919(大正8)年、事情により37図(歌仙36人と住吉大明神)に分割され国内に散らばった。同展覧会では展示替えを含め、31図が展示された。これは、同歌仙絵巻をテーマにした展覧会のなかで最多の作品数だ。
 国内各地にある美術館には、それぞれが美しい美術品が多数収蔵されている。日常の喧騒から離れ、そうした日本の美に出逢うためだけに旅行する。これからもそんな旅がしたい。
【後藤 文昭】

バカ殿なんてとんでもない?今川義元「軟弱説」は濡れ衣

2019/12/01 12:00
 バカ殿のルーツだなんて、とんでもない。今年で生誕500年の戦国武将、今川義元をご存じか。天下統一をめざす織田信長の引き立て役とは、後の語り部の都合が生んだ虚像。「海道一の弓取り」の異名通り、できる男だった。
公家キャラは濡れ衣? 烏帽子(えぼし)と狩衣(かりぎぬ)を身に着け、顔は白塗りにお歯黒。大河ドラマなどに登場する今川義元のいでたちは貴族そのもの。戦国大名らしからぬキャラ立ちぶりは突出している。
 室町時代に駿河と遠江(とおとうみ)(ともに静岡県)の守護を務めた今川氏の当主で、領国を三河まで広げた。さらに尾張(ともに愛知県)へ攻め込んだが、1560(永禄3)年に桶狭間で織田信長の奇襲に遭い、あえなく討ち死に。馬に乗れない軟弱な武将とみなされてきたが、かなり濡(ぬ)れ衣(ぎぬ)を着せられているようだ。
 信長の元側近が書いた「信長公…