異郷と日本をつなぐ青空 きよみのつぶやき…|風鐸に2つの型式|島根県立石見美術館企画展 ・(てん)とー(…|他 (4/19 日本歴史ニュース)

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異郷と日本をつなぐ青空 【きよみのつぶやき】第14回(多摩美術大学美術館「藪野健 時空散歩 ― 江戸東京、そして東北…

2019/04/19 11:34
異郷と日本をつなぐ青空 【きよみのつぶやき】第13回(多摩美術大学美術館「藪野健 時空散歩 ― 江戸東京、そして東北」展 )
ベテランアート記者・高野清見が、美術にまつわることをさまざまな切り口でつぶやくコラムです。

2019年4月4日(木)~5月19日(日)
「藪野健 時空散歩 ― 江戸東京、そして東北」展  東京都多摩市 多摩美術大学美術館
※巡回予定はありません。
東京の街角を描いた作品を前に語る薮野健さん知らなかった画家の一面画家で日本芸術院会員の藪野健(やぶの・けん)さん(75)が、半世紀にわたって東京の下町や東北の街並みを水彩画やスケッチに描き続けていると知り、意外に思った。
藪野さんは2009年度の日本芸術院賞に選ばれた「ある日アッシジの丘で」をはじめ、ヨーロッパの古い街並みを重厚な色彩で描いた作風で知られる。所属する二紀会のサイトで紹介されている作品を見れば、よくお分かりいただけるだろう。
名古屋市に生まれ、早稲田大学大学院で美術史を学んだ薮野さんは、1970年春に画家の父・正雄さんと兄の計3人でパリ、ローマを回り、スペインのマドリードでプラド美術館を訪れた。そこでベラスケスをはじめとするスペイン古典絵画の巨匠たちの傑作に圧倒され、その年の10月からマドリードに1年間留学。それまでは建築に関心が……

風鐸に2つの型式

2019/04/19 11:05
 正倉院に伝来した奈良時代の大型の鈴「風鐸(=ふうたく、金銅鎮鐸)」には、寺院の梵鐘(ぼんしょう)と同じ方法で作られたものと、弥生時代の銅鐸と同じ製造技術が使われたものがあることが、宮内庁正倉院事務所の調査で分かった。風鐸の調査例は少なく、貴重な資料になるという。調査結果は同日、発表された正倉院紀要第41号に掲載された。
 同紀要によると、正倉院には、法要で飾られる旗「幡(ばん)」などにつるした風鐸が19個伝来。断面が円形の第1号(11個)とひし形の第2号(8個)の2型式に分類されている。
 第1号は「東大寺枚幡鎮鐸/天平勝宝九歳(757年)五月二日」の銘があり、聖武天皇の1周忌で使用されたと推定。鋳物断面の半分を刻んだ木型を回転させて土製鋳型の外型と中型を作り、二つを合わせて湯口から溶かした銅を流し込む梵鐘と同じ方法で作られていた。
 また、突帯(とったい)の有無などの違いがある二つのタイプがあり、中型の作り方の違いなどから異なる製作者集団が携わったとみられる。
 一方、第2号は文様を刻んだ外型を2個作って組み合わせた中に中型をはめ込み、溶けた銅を流し入れて作っていた。同様の技術は弥生時代の銅鐸にも使われたという。紀年銘がないため正確な製作年代は不明だが、大安寺旧境内(奈良市)や各地の国分寺跡で同様の型式の風鐸が出土していることから、第……

島根県立石見美術館企画展「・(てん)とー(せん)、いろ、かたち 島根の美術室」の開催

2019/04/19 11:05
[島根県] 島根県立石見美術館では、企画展「・(てん)と-(せん)、いろ、かたち 島根の美術室」を下記のとおり開催致します。 会 期 平成31年4月20日(土)~6月24日(月) ...

地元工務店の力を集結。ハウスメーカー時代に業界改革に挑む“広島県工務店協会”の取り組みとは

2019/04/19 11:05
平成3(1991)年にバブルが崩壊すると、工務店の低迷期がはじまった。
高度経済成長期やバブル期は、とにかく「ハウスメーカーの下請けさえしていれば、向こうから勝手に仕事がやって来る時代」だった。しかし、バブル崩壊により大手ハウスメーカー各社が地方都市から撤退。メーカーの下請けに組み込まれていた工務店は、次々に倒産を余儀なくされた。
「これが工務店の悲しい歴史ですよ。当時大手御三家と言われていたハウスメーカーも今はつぶれて無くなってしまいましたが、それらの大手メーカーからは当初、“うちの会社が仕事を取ってくるので工務店さんは何も考えずに汗をかいてくれればいい”と言われ続け、徐々に仕事が大工工事に集約されるようになり、1軒当たりの下請けボリュームが減っていきました。
そんな中で工務店各社は総合力が弱体化。経営の柱となる大工の雇用や育成費まで“不要な労務費・経費”として扱われるようになり、ベテラン職人が高齢化して働き盛りの大工がいない工務店から窮地に追い込まれていきました。もちろん初めは儲けさせてもらった訳ですからあまり悪くは言えませんが、それに完全に乗せられた我々がバカだったんです。
実は、当時の広島の住宅業界では“広島で成功すれば西日本で成功する”と言われ、大手ハウスメーカーが軒並み支店を出していました。そのため、地元工務店の多くがハウスメ……

「総社の力」で芸術祭21日開幕 20日前夜祭でたたら製鉄と舞台:山陽新聞デジタル

2019/04/19 10:49
 「総社の力」をテーマに、第4回総社芸術祭が21日、総社市中央の市民会館一帯を会場として開幕する。5月5日までの15日間、郷土ゆかり作家の作品展示や音楽、芸能ステージなど多彩な催しを展開。20日は前夜祭として、市民会館前広場・カミガツジプラザで、たたら製鉄の再現イベントがある。
 21日午前10時から、カミガツジプラザの特設ステージでオープニングセレモニー。総社ジュニアコーラスのステージと関係者のテープカットで開幕する。市民会館の客席ホールでは会期中、日本画家の稲葉春生、入江北宰ら総社ゆかりの作家展を開催。室町時代の画僧・雪舟が描いた全長16メートルの「四季山水図」(国宝)の複製や、絵画、写真、書など現役作家の作品も並ぶ。ロビーで岡山県立大や総社、総社南高生らの造形作品展などがある。
 前夜祭のたたら製鉄は20日午前8時に操業開始。随時、砂鉄の投入やふいご操作、炭入れなどの体験ができる。午後7時半からは、地元の備中温羅(うら)太鼓と市民劇団「温羅」の共演による舞台「吉備と黒金の物語」を上演。終演後の同8時ごろ、完成した鉄を取り出す作業が見学できる。いずれも無料。
 同芸術祭は2010年に県内で開かれた国民文化祭をきっかけに開催機運が高まり、市や市内の文化関係者らが実行委を組織して企画。13年から隔年開催している。問い合わせは同実行委事務局(08……

東京藝術大学「お仏壇のはせがわ賞」受賞作品決定

2019/04/19 10:40
国宝・文化財修復の次世代の担い手を育成
 お仏壇・墓石の販売、屋内墓苑の受託販売を手がける株式会社はせがわ(代表取締役社長 江崎徹 本社:福岡・東京)は、東京藝術大学大学院美術研究科 文化財保存学専攻保存修復彫刻研究室の優秀作品に対し、「お仏壇のはせがわ賞」、及び「お仏壇のはせがわ賞 特別賞」を授与しました。
【お仏壇のはせがわ賞について】
 文化財を守るための技術を伝え残すことは、日本の美とこころを次の世代につなぐことだと、はせがわは考えます。
 文化財保護を担う技術者の育成に貢献することを目的とし、毎年、東京藝術大学大学院美術研究科 文化財保存学専攻修士課程 修了最優秀作品に「お仏壇のはせがわ賞」、同博士課程 修了最優秀作品に「お仏壇のはせがわ賞 特別賞」を授与させていただいております。
■お仏壇のはせがわ賞(平成30年度修士課程修了最優秀作品)
【受賞作品】奈良県興福寺八部衆のうち乾漆造畢婆迦羅立像 模刻
【作  者】漆畑 勇気氏
      東京藝術大学大学院美術研究科 文化財保存学専攻保存修復彫刻研究室
      修士課程
■お仏壇のはせがわ賞 特別賞(平成30年度博士課程修了最優秀作品)
【受賞作品】京都府大報恩寺六観音菩薩像のうち准胝観音像 模刻
【作……

「神橋」夜間も渡橋可能に 5月1~4日、史上初 日光二荒山神社

2019/04/19 10:40
 新天皇の即位と改元を記念し、日光市山内の日光二荒山神社は5月1~4日の4日間、世界遺産の玄関口である上鉢石(はついし)町の国重要文化財「神橋」の夜間渡橋を実施する。奈良時代に創建したとされる神橋は日中しか渡橋できず、夜間に開放するのは史上初。同神社は「初めての試み。これまで経験できなかった夜間ならではの雰囲気を楽しんでほしい」としている。
 神橋は大谷川に架かり、俗世間と聖域をつなぐとされる。長さ約28メートル、幅約7・4メートル。1636(寛永13)年の日光東照宮の造り替えに合わせて現在の形になり、神事や将軍社参でしか渡ることができなかった。1972年に日中の一般渡橋が認められた。
 記念撮影ポイントとして国内外の観光客から人気が高く、行楽シーズンには多くの人でごった返す。同神社によると渡橋者は2017年度が約7万2千人、18年度は2月末までで約8万5千人に上っている。
 夜間は毎日午後9時までライトアップしており、4日間限定で渡橋もできるようにする。各日午後5~7時。参道や橋の上にも照明を設置し、幻想的な雰囲気を醸し出す。
 同神社の斎藤芳史(さいとうよしふみ)権宮司(66)は「混雑で訪れる時間が遅くなっても、ゆっくりと楽しんでもらえる。受付所では新たな元号での御朱印発行などを行います」と話している。渡橋料金は大人500円、高校生2……

佐原の歩み 冊子に集約 郷土愛深めるきっかけ

2019/04/19 10:01
 平成の終わりを目前に控え、これまでの佐原地区の歴史や街並みの変遷をまとめた冊子「佐原」が同町内会によって作られた。
 佐原は平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて活躍した武将、佐原十郎義連(よしつら)の領地であり、三浦一族との縁が深い土地。冊子では旧石器時代や縄文時代の遺跡、義連の地元にまつわる文献、かつての屋号一覧、明治から平成にかけて急激に変貌を遂げていった街並みの様子など、写真を主に7つのカテゴリー別に紹介している。
 また、付録として佐原地区の史跡や寺社などの解説を添え、イラストで分かりやすく描かれた地図も制作。手に取った人には実際に街を歩いて魅力を感じとってもらおうという仕掛けだ。
佐原をもっと好きに
 製作に乗り出したきっかけは2年前、御霊神社で明治初期に作られた2枚組の巨大幟旗(のぼりばた)が発見されたこと。目にした住民からの反響が大きかったことから「街の歴史をもっと伝えられないか」と町内会で話題にあがった。これまで佐原地区にまつわる歴史資料は博物館や個人が所有しており、まとめられていなかった。昨年秋ごろに実行委員会を立ち上げ、10人のメンバーで資料集めを開始。義連と縁の深い福島県会津地方にも足を運んで撮影や取材も行った。町内会長の石川宏さんは「皆の熱い思いが詰まった1冊。これを読んで我々のように佐原を誇りに思う人が増えて欲……

「Makuake」で支援者445名、支援金額955万円、達成率1990%達成!「燕三条製」にこだわったアウトドアブラ…

2019/04/19 10:01
日本有数の金属加工の町「燕三条」にある株式会社山谷産業(本社:新潟県三条市、代表取締役:山谷武範、ECサイト:村の鍛冶屋)が企画販売する「TSBBQ」は、ダッチオーブンでは世界初となるステンレスとアルミの三層鋼を使用した「ライトステンレスダッチオーブン10」をダウンサイジングした「ライトステンレスダッチオーブン8」を4月24日より一般販売開始します。
先駆けて2月から「Makuake」にてクラウドファンディングを行い、支援者445名、支援金額9,555,932円、達成率1990%を達成。新潟県歴代1位、国内企業において調理器具歴代1位、アウトドアグッズ歴代2位を獲得しました。
鋳鉄製のものより約30%軽く洗剤でしっかり洗え、軽さとメンテナンスにこだわったダッチオ ーブン。
アウトドアシーンとキッチンの2wayスタイルにこだわり、毎日キッチンで使い、休日はアウトドアで使える大変便利なサイズです。
また販売1年間で10,000個以上販売したTSBBQホットサンドメーカーの限定色シルバーを使ったTSBBQホットサンドメーカーシルバー、本革を使い食パンをモチーフにしたホットサンドメーカーカバーも同日に発売開始します。
■ 「TSBBQ」第4弾 商品概要
品名 ライトステンレス ダッチオーブン8(脱着式つる付き)
サイズ:内径20……

重国への思い結実 高座渋谷駅周辺で祭り初開催

2019/04/19 09:41
 「渋谷」の地名の由来になった平安時代末期の武将を祀る「渋谷重国まつり」が4月6日に初開催された。高座渋谷手づくり甲冑隊が高座渋谷駅周辺を練り歩き、甲冑の着用体験も行われた。

石井 博道さん

2019/04/19 09:31
深い思考で火災を予防
 ○…予防課長として中原消防署に勤務していたのは6年前。高い建物が増え、若い家族連れが増えた印象だ。署長として戻ってきた日、署員に呼びかけたのは「ルールを守ろう」という当たり前のことだった。「公務員は市民の見本であるべき。中原区は、人口と共に増える救急出動や高層ビルの消火活動など、需要にどう応えていくかが課題」と意気込む。
 ○…福島県出身。大学卒業後、消防の道へ。現場の花形とされる消火活動より、火災発生を未然に防ぐ予防活動の仕事に長く取り組んできた。建設予定のビルの間取りを見ながら消防設備の取り付けを指導したり、計画中の地下フロアに避難用の階段設置を求めたり。中原消防署近くに建つタワーマンションは、そんな消防法適合のための事前相談から携わった縁もある。「発展する街の安全管理に関われて嬉しかった。建築物の寿命は最低でも50年。住む人が安全に過ごせるように造ってほしいと思いを込めた」
 ○…高校生の時に哲学に興味を持ち、物事を根本的な部分からじっくり考える癖がついた。深い思考を求めて本を読むうちに、興味は鉱物、星座、植物、動物、昆虫、地球の歴史と広がっていった。
最近は、亡き妻を思った歌を多く残したという奈良時代の歌人・大伴旅人に自身を重ね、万葉集を読んでいた。「昨年、女房を亡くしてね。元号が令和に決まる前から読んでい……

VRで江戸時代の小峰城体感 白河の「歴史館」内覧会

2019/04/19 09:23
  白河市の城山公園内に20日開館する「小峰城歴史館」の内覧会は18日、現地で開かれ、バーチャルリアリティー(VR=仮想現実)を駆使し、江戸時代の小峰城を体感できる最新設備などがお披露目された。
 観光客や市民らの要望などを受け、市が昨年10月から歴史資料館「白河集古苑」を改修・増築し、小峰城のガイダンス施設として整備した。
 新施設は大きく三つの展示室に分かれ、パネルやジオラマ、映像で小峰城の歴史や東日本大震災で被災した国指定史跡「小峰城跡」の石垣修復の経過などを解説する。
 増築された展示室の270度3面スクリーンのVRシアターでは約10分間の映像が流れ、約200年前の小峰城内を歩いているような感覚を体感できる。
 また展示室のジオラマに併設されたVR望遠鏡では、再現された小峰城の四季などをコンピューターグラフィックス(CG)で楽しめる。
 別の二つの展示室では、小峰城の歴代城主に関する古文書や美術工芸品などを展示する。開館初日の20日は午前10時から小峰城歴史館で記念式典を行う。
 開館時間は午前9時~午後4時30分(最終入館は同4時)。20日は正午開館。入館料は大人300円、高校生以下100円。毎週月曜、12月28日~1月4日は休館。
 問い合わせは小峰城歴史館(電話0248・24・5050)へ。

4/21に城下町発掘成果の講演会 高知市

2019/04/19 08:33
 高知市追手筋2丁目の県立高知城歴史博物館で21日午後2時から、記念講演会「高知の城下町を掘る」が開かれる。同館の企画展「江戸時代へ行ってみよう!」の関連企画。
 講師は県立埋蔵文化財センターの吉成承三調査課長。追手筋遺跡や帯屋町遺跡など近年の城下町遺跡の発掘成果を紹介する。参加無料。問い合わせは同館(088・871・1600)へ。

《 日本唯一 》といえる「抹茶の歴史」を解説した、『宇治抹茶問屋4代目が教える お抹茶のすべて』の増補改訂版が登場!

2019/04/19 08:30
【 「抹茶」を知る、極め付きの一冊!】
茶道に欠かせない抹茶は、いまや抹茶ラテをはじめとしたドリンクやスイーツにも広く使われ、世界で親しまれています。
一方で、「茶道の歴史」については多くの記録が残るものの、伝統文化を支えてきた抹茶自体は、“消えもの”として扱われ、生産や加工方法について「抹茶の歴史」が記されることはほとんどありませんでした。
本書は、日本唯一ともいえる「抹茶」自体の歴史を扱う解説書です。
日本茶好きや茶道・茶業関係者に向けて、抹茶の歴史や文化をはじめ、生産、品種からおいしい味わい方まで、京都宇治の老舗抹茶問屋4代目が知る「抹茶のすべて」を詳しく解説します!
読めば「抹茶」が好きになること間違いなしの一冊です!
■本書の特長■
・日本茶の中でも抹茶に特化
・抹茶のことを知り尽くした老舗抹茶問屋4代目が執筆
・南北朝時代の伝来から連綿と続く抹茶の歴史・生産・加工法の展開から、おいしい味わい方までを紹介
・世界的な「抹茶ブーム」を生み出した「ハーゲンダッツショック」や「スターバックスショック」といった最新の話題も網羅
・抹茶にまつわる専門用語をコンパクトにまとめた「抹茶用語事典」を掲載
・巻末資料として約150年分の碾茶(抹茶の原料となる茶)の生産量を掲載
※本書は、201……

<はじめての和の道>記者体験ルポ 狂言 歴史感じる独特の所作

2019/04/19 08:28
 来年の東京五輪、パラリンピック開催時には、これまで以上に多くの外国人観光客の来日が予想される。競技の観戦とともに、日本の伝統芸能に触れてもらうチャンスでもあるが、実は迎えるわれわれもあまり詳しくない…。しかし、調べてみると、一般向けに門戸を開いている体験型のイベントが急増しているようだ。ならば密(ひそ)かなブームに乗り、「和の道」初心者の記者が門をたたき、渾身(こんしん)?の体験ルポをお届けします。初回は「狂言」の巻−。

「大和川の流れを変えた男」資料で紹介

2019/04/19 07:12
 江戸時代に大和川の付け替え工事に尽力したといわれる中甚兵衛(なか・じんべえ、1639~1730年)の関連資料が大阪市立住之江図書館に寄贈され、館内に資料コーナーが設けられた。近世の治水事業について知るうえで貴重な資料で、同館は「大和川の改修がなかったら、現在の住之江区はなかったかもしれない。河川や郷土の歴史を考えるきっかけになれば」と話している。(上岡由美)
 甚兵衛は、河内国今米(いまごめ)村(現在の大阪府東大阪市)の庄屋の家出身。当時、たびたび洪水に見舞われていた大和川流域を水害から守るため、川の付け替え運動を進めた中心人物として奔走した。新しく川沿いになる地域からは反対運動が起こったが、農民らの窮状を幕府に嘆願し続け、宝永元(1704)年に現在の流れに付け替えられた。
 寄贈したのは、甚兵衛から数えて10代目にあたる子孫、中九兵衛(くへえ)さん(76)。昭和58年に父親が亡くなったのを機に、大阪市内の自宅に残されていた中家の資料を研究しはじめた。それまで大和川の付け替え運動を推進したのは「川中九兵衛」が通説になっていたが、古文書類を分析したところ、「そんな名前はどこにも出てこない」などと、通説と資料の内容が食い違っていることに気づいた。
 こうした研究成果は「大和川の付替 改流ノート」(自費出版)にまとめられ、平成6年には「大和川付替運……

堺の鉄砲鍛冶、平和な江戸時代も活況だった

2019/04/19 07:05
 近世の鉄砲生産の中心地の一つだった堺で、江戸時代にも盛んに鉄砲が製造されていたことがわかった。鉄砲鍛冶(かじ)屋敷「井上関右衛門(せきえもん)家」(堺市堺区)に所蔵されていた資料を分析して判明したもので、「江戸時代に堺の鉄砲産業は斜陽化した」という通説を覆すことになる。調査関係者は「さらに精査して、知られざる鉄砲ビジネスの全容を明らかにしたい」と意気込んでいる。(古野英明)
 堺市と関西大学が、井上家に残された2万点を超える資料を4年間にわたって共同調査。鉄砲の注文数が江戸後期になるにつれて増加していた。天保10(1839)年には280丁を超える鉄砲を受注し、天保13(1842)年には関東から九州までの大名・旗本232家から注文があった。
 また、幕府の軍事拠点だった大坂城の鉄砲の維持・管理に井上家が深く関わっていたことも判明した。関西大の藪田貫(ゆたか)名誉教授(日本近世史)は「大坂城には1万丁以上の鉄砲が備蓄されていたことはわかっていたが、誰がメンテナンスしていたのかとの視点がまったくなかった」と、井上家の大きなビジネスになっていた可能性を指摘する。
 そのうえで「戦はなくても、有事の備えとして鉄砲は必要だった。農民たちも獣害対策として鉄砲を使っていた。外国船が来航した幕末には、沿岸警備の需要もあった。資料だけでも『平和が続いたから鉄砲産……

 福島県大熊町大川原は「調練原(ちょうれんばら)」と呼ばれた。町の郷土史家鎌田清衛さんの著作『残しておきたい大熊のは…

2019/04/19 06:09
 福島県大熊町大川原は「調練原(ちょうれんばら)」と呼ばれた。町の郷土史家鎌田清衛さんの著作『残しておきたい大熊のはなし』(歴史春秋社)によると、江戸時代、馬の調教訓練の野原があったことにちなむ。相馬藩の南の国境を守る要衝だった▼多くの領民が餓死した天明の飢饉(ききん)の際、作物栽培のため開墾。昭和以降は豊かな田園風景が広がった。東京電力福島第1原発事故で姿は一変し、除染土を詰めた黒い袋が山積みされた▼大川原は他地区より放射線量が低く、全町避難した町の再生の中心的役割を担った。この地で新しい町をつくる計画が進む。先日、大川原、中屋敷の両地区で避難指示が解除された▼原発立地自治体では初の解除で、対象住民は全町民のごく一部。「移転先に生活基盤ができた」「自宅が中間貯蔵施設の建設地になった」。そんな理由で多くの町民は帰還を諦めた。しかし、どんなに姿を変えても、町民にとって唯一のかけがえのない古里であることに変わりはない▼大川原の坂下ダムにある500本の桜は今年も華やかに咲いた。原発事故後、樹勢を回復させたのは、町職員OBら6人による「じじい部隊」。町民に美しい故郷を思い出してもらおうと一本一本手入れをした。平成最後の桜。町民はそれぞれどんな思いで眺めたのだろう。(2019.4.19) 
 
2019年04月19日金曜日

“神戸のレオナルド・ダビンチ”伊能忠敬の天体観測を科学的に検証

2019/04/19 05:30
 江戸時代に初めて実測による日本地図を完成させた測量家、伊能忠敬(1745~1818年)の天体観測について、神戸市灘区の工学博士、大西道一さん(86)が科学的な検証を続けている。伊能が観測で本来考慮しなければならない大気の影響を無視しながらも正確な緯度を求めたことを発見したり、観測機器「象限儀」の模型を作ったりした。その多彩な才能から「神戸のレオナルド・ダビンチ」と呼ぶ人も。19日は伊能が最初に測量に出発したとされる「地図の日」。(吉田敦史)
 大西さんは高砂高校(兵庫県高砂市)時代、精度の高いプラネタリウムを自作して学園祭で披露。作品は現在も大阪市立科学館(大阪市北区)に保管される。神戸大を出て化学メーカー入社後は、同大や関西大で、3次元の図形を2次元の平面に表す「図学」などを教えた。66歳の時にパノラマ写真の論文で博士号を取るなど探究心が強く、50歳から天文学を学んで地球の大きさを知ろうとした伊能の生き方に共感し、熱心に研究してきた。
 大西さんの伊能研究について、明石市立天文科学館(兵庫県明石市)の井上毅館長(50)は「古文書を理系の目で読み込むところがすごい」と舌を巻く。歴史研究では読み飛ばされてきた科学データを、大西さんは時間をかけて検証した。
 その成果の一つが、伊能が大気の影響「大気差」を無視したことの発見。伊能は全国の測量で、日……

古例大祭の成就祈る 多賀大社で「馬頭人大御供式」

2019/04/19 05:08
 二十二日に多賀大社一帯である古例大祭(多賀まつり)を前に、祭りの成就を祈る儀式。主役を務める馬頭人に選ばれた彦根市鳥居本町の北川武夫さんが衣冠姿で、妻の寿枝さんが十二単(じゅうにひとえ)姿で神前に拝礼した。

新時代明るくお迎え 令和あやかり命名や展示

2019/04/19 05:00
 5月1日の改元まで2週間を切った。自粛ムードが強かった昭和から平成とは異なり、各地で新時代「令和」を明るく迎えようという動きが続いている。
■5月中旬開花見込み つくば牡丹園(つくば市若栗)は、同園で開発したシャクヤクの新品種を「令和」と命名。「大輪の花を咲かせるような時代に」との願いを込めた。5月中旬頃に花を咲かせる見通し。
 シャクヤクは花びらが丸みを帯びているのが一般的だが、新品種は細く、剣先のようにとがった花びらが八重咲きになっているのが特徴。白地に淡いピンクのまだら模様が入った繊細な色合いで、花の大きさは直径約20センチにもなる。
 同園は1995年頃から品種の育成を始め、これまでにシャクヤク約80種、ボタン約50種を開発。今回の新品種は一時、花をつけないこともあったが、3年ほど前から安定して咲くようになった。市場に流通させないため、同園でしか見られないという。
 「清楚(せいそ)で凜(りん)としたイメージが令和と重なる。花をめでながら新時代に思いをはせて」と、園長の関浩一さん(58)。園内には約550種のボタンと約250種のシャクヤク計約6万株が植えられている。今年の開園は5月26日まで。営業時間は午前9時~午後5時。入園料などの問い合わせは同園(029・876・3660)。
■「万葉和歌集校異」
 筑波大(つく……

この絵な~んだ?読み解いて 八王子で企画展

2019/04/19 05:00
頬にチョウがとまっている→「包丁」
 八王子市夢美術館で、「判じ絵」の企画展が開かれている。判じ絵は、絵を読み解いて答えを導き出すなぞなぞで、江戸時代の庶民の間で流行した。頬にチョウがとまっている絵は「包丁」と読むといった具合だ。
 企画展では、「勝手道具」「鳥」「魚」などテーマ別に約100点を展示している。女性の名前が判じ絵になっている美人画(複製)や、着物に判じ絵の絵柄を染め抜いた役者絵(同)もある。
 同美術館の学芸員、梅田真代さんは「限られたスペースの中でヒントを明確に描き込んでおり、その画力は見応えがある。歴史上の人物の名前もあり、当時の庶民の教養の高さを知るうえでも興味深い」と話している。
 展覧会は5月12日まで。午前10時から午後7時まで。月曜日は休館(4月29日と5月6日は開館、5月7日は休館)。一般600円、学生・65歳以上300円。問い合わせは同美術館(042・621・6777)へ。

加々鶴新道に淡窓碑 江戸後期、難所を開削 【咸宜園放学遊山の道をたどる】

2019/04/19 03:00
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福岡)23日から 九州国立博物館で特別企画「令和」

2019/04/19 03:00
 新元号ゆかりの地となった福岡県太宰府市の九州国立博物館は、23日から12月22日まで、新元号の典拠となった万葉集や大宰府政庁跡から出土した鬼瓦など約30点を展示する特別企画を開く。
 大伴旅人が主催した「梅花の宴」につながる「歴史」と「交流」をキーワードに、五つのコーナーの要所にパネルや配布用資料を置き、6世紀前半の「磐井の乱」など、大伴氏と九州がつながる歴史の流れを解説。大宰府の文化的側面も遣隋使、遣唐使の役割から説明する。
 新元号「令和」が引用された「梅花の歌三十二首」の序文が書かれている万葉集巻五の江戸時代の版本(同博物館所蔵)、岩戸山古墳(八女市)やチブサン古墳(熊本県山鹿市)から出土した石人(せきじん)、遣唐使船で輸出入された漢籍や香木の復元品などを展示する。
 小嶋篤研究員(35)は「新元号に関する問い合わせが多く、特別展を始めることにした。古墳時代から続く大宰府の歴史や(中国との)文化的交流をくみ取ってもらえれば」と話す。(徳山徹)