江戸期 港湾防衛の象徴 国史跡 長崎台場 英国船事…|浜田の吉留砦跡 歴史的意義は? 郷土史家ら現地視察|宍道湖の貴重な地蔵さん劣化進む 保護願う住民|他

江戸期 港湾防衛の象徴 国史跡「長崎台場」 英国船事件受け築造拡大、開港まで役割(長崎新聞)

2020/02/16 11:40
 江戸時代の長崎港防衛の様子を今に伝える国史跡「長崎台場跡 魚見岳台場跡 四郎ケ島台場跡」について、国の文化審議会は昨年、「女神台場跡」(長崎市戸町4丁目)の追加指定を答申した。江戸時代を通して長崎のまちを守った長崎警備や長崎台場の歴史を改めて振り返る。
 台場とは砲台を置いた場所で、砲台場の略語。「長崎台場」は、長崎港や港外の島々に築かれた台場の総称。来航する外国船から防衛する目的で1655年~幕末、段階的に築造され、記録では計23カ所あった。そのうち遺構が良い状態で残っている魚見岳台場跡、四郎ケ島台場跡、答申中の女神台場跡が、国史跡となる。
 鎖国体制が取られていく1630年代後半から、海外との窓口である長崎をどのように守るのかということが幕府の課題になった。一方、幕府の直轄地で町人のまちである長崎には、武士層が長崎奉行所に100人前後しかいなかったため、41年から近隣の福岡藩、佐賀藩が長崎警備を担う体制ができた。
 47年、ポルトガル船が来航すると対外緊張が高まり、55年、幕府の命を受けた平戸藩が最初の台場7カ所(古台場)を築いた。福岡藩と佐賀藩は毎年交代で警備を担当。南風に乗って外国船が来航しやすい4~9月に、800~900人ほどの武士らを派遣して警備に当たった。
 長崎を中心にした江戸時代の沿岸警備について研究している県立大地域……

浜田の吉留砦跡 歴史的意義は? 郷土史家ら現地視察

2020/02/16 10:38
 鎌倉時代末期から戦国時代初期にかけて島根県浜田市金城町一帯を支配した来原氏が使った「吉留砦(とりで)跡」の現地視察が15日、同町下来原のトンボ公園周辺であった。地権者と郷土史家が砦跡とみられ ...

宍道湖の貴重な地蔵さん劣化進む 保護願う住民

2020/02/16 10:11
 松江市国屋町の国道431号線沿いにひっそりとたたずむ一対の地蔵「洗合(あらわい)地蔵尊」の劣化が進み、消失の危機に立たされている。戦国時代に宍道湖周辺であった毛利氏と尼子氏による合戦の死者を弔うために造られた由緒ある地蔵だが、雨風にさらされて見る影もない。移転などには多額の費用が必要で、地域住民らが頭を悩ませている。
 松江市史などによると、戦国武将の毛利元就が1562年、島根半島から尼子氏の拠点の月山富田城(現・安来市広瀬町)への補給経路を断つため、白鹿城(現・松江市法吉町)を攻略する作戦を立案。毛利方が陣を構えた洗合城(同国屋町)周辺の攻防で、多数の死者が宍道湖に浮かんだという。
 洗合地蔵尊は江戸時代ごろ、天倫寺(松江市堂形町)の番匠大工が慰霊のために制作したと伝えられる。2体とも高さ約2メートルで、国道整備に伴い1968年に現在の場所に移された。風雨による損傷が激しく、首や台座の設置面にはコンクリートで補強した跡が目立ち、目や耳、鼻は原形をとどめていない。
 地元の土手東町内会は毎年8月、国道の線路側にある歩道上で供養祭を実施。17年までは岸壁を降りて地蔵を洗っていたが、車の往来の激しさや会員の高齢化を理由に2018年から近づかなくなった。
 移転や新築には少なくとも約1千万円が必要で、同会は11年11月、市に地蔵の移転新築を要……

福呼ぶ宝木求め、「裸」1万人熱気 岡山で西大寺会陽

2020/02/16 09:54
 室町時代から続く西大寺会陽(えよう)が15日夜、岡山市東区の西大寺観音院であった。「裸」と呼ばれるまわし姿の男たち約1万人が、福を呼ぶ宝木(しんぎ)を追い求め、意地と体を激しくぶつけ合っ ...

長崎)佐賀藩の「諫早家文書」1500点、県文化財に

2020/02/16 09:00
 長崎県教育委員会は13日、江戸時代に諫早を領有した佐賀藩の重臣・諫早家の日記や絵図1500点あまりを県有形文化財に指定すると決めた。島原の乱の鎮圧や、長崎港の警備態勢が記録されており、古文書愛好家らによる解読が進んでいる。
 指定される「諫早家文書」は、延宝4(1676)~慶応4(1868)年の諫早家の日記1033点、系図などの記録類390点、絵図85点からなる。大正時代に諫早家から長崎県立図書館に寄託され、現在は同県諫早市が所有。市立諫早図書館で申請すれば閲覧することができる。
 鎖国体制下の佐賀藩の重要任務は唯一の貿易港・長崎港の警備で、長崎と領地が隣り合う諫早家は中心的な役割を担っていたという。文書には文化元(1804)年にロシア使節レザノフが交易を求めて来航した際の警備態勢なども記されている。諫早市の眼鏡橋の見積書や、島原の乱の鎮圧に加勢した際の記録などもある。
 諫早市教育委員会によると、佐…

宮崎)前方後円墳やハニワも…「古墳レシピ」に腕振るう

2020/02/16 09:00
 古墳を見に行きたくなったり、古墳時代に思いをはせたりするような料理の出来栄えを競う古墳レシピコンテストが15日、宮崎市大塚町の宮崎調理製菓専門学校であった。県内外から応募があった63作品の中から書類審査を通過した10人がアイデアや腕前を競った。
 2018年5月に日本遺産に選ばれた「南国宮崎の古墳景観」(宮崎市、西都市、新富町)を盛り上げようと、同景観活用協議会が企画。調理科がある県内の高校や専門学校、料理教室にチラシを送ったほか、協議会のホームページやSNSでアイデアを広く募集した。
 本戦参加者は1人前の食材が1千円以内、調理は1時間以内という条件をクリアしながら前方後円墳やハニワなどを表現。審査の結果、桜の花びらの塩漬けなどを使い、桜の名所でもある国の特別史跡西都原古墳群(西都市)を表現した鳥越あやかさん(26)の「桜の勾玉(まがたま)ようかん」が最高賞のグランプリに輝いた。(菊地洋行)

小社会 後手に回る怖さ

2020/02/16 08:00
 屋形船はもともと貴人が遊山に用いたもので、江戸時代以降に、花見や月見、花火見物などに賃貸しする業者が現れたという。本県の四万十川や東京の隅田川など、いずれも風流なものだ。
 その屋形船が新型コロナウイルスの感染ルートの一つになった可能性が出てきた。1月中旬に東京都内で開かれた個人タクシー組合の新年会。既に感染が明らかになっていた70代のタクシー運転手も乗っていた。
 東京都がきのう、この屋形船に乗船した複数の人の感染を確認したと発表した。船には運転手や家族、船の従業員ら100人近くが乗っていた。隣席との距離も近い。温かい料理で会話を楽しんだであろう新年会は暗転した。
 感染ルートの一つといっても感染者の前後の行動が分からない以上、あくまで可能性の話だ。全国で発症が相次ぎ、新局面に入ったといわれる新型コロナウイルスによる肺炎。懸念されるのは市中での感染の広がりだ。
 市中感染は不特定多数の人に広がりやすく、封じ込めが一気に難しくなる。屋形船やクルーズ船のような密閉空間は、感染拡大の場となるリスクがある。電車やバスなどの交通機関も同じで、大勢の乗客の移動は悩ましい。
 そうなる前に、政府には市中感染も想定しつつ踏ん張ってほしい。だがこれまでの対応を見ると、世界保健機関(WHO)や中国も含め後手後手に回っている印象が強い。先回りする知恵……

伝統760年、水海の田楽能舞奉納 福井県池田町の鵜甘神社

2020/02/16 07:00
福井(1時間) 福井(24時間) 全国(1時間) 1 リュウグウノツカイ、深海魚のはずが 2 新型コロナウイルス、北海道で感染者 ……

山代中・平田さんが一席 山代で「にほんごコンテスト」

2020/02/16 05:09
 一般二席 松浦宣子(大阪府)「千五百秋」、安田清一(千葉県)「『り』輪廻転生」、坪野晶子(加賀市)「六花」▽同三席 宮川喜美代(加賀市)「弥栄」、星真衣子(東京都)「澪つくし」「錦繍」、熊田信幸(白山市)「以心伝心」、須賀毅(千葉県)「実るほど頭を垂れる稲穂かな」▽中学生以下二席 谷口莉紗(東和中)「いきがいや」、大杉翼(同)「池普請」、坪野沙和(山代中)「十六夜」▽同三席 北村栞奈(東和中)「一所懸命」、高辻羽音(同)「一期一会」、和田裕希子(同)「いろはにほへと」、五所村アコ(山代小)「ひだまり」、岡島良多(東和中)「いわし雲」

治承三十六人歌合絵断簡(源仲綱) 片仮名中心の書写=島谷弘幸

2020/02/16 02:10
 「治承三十六人歌合(うたあわせ)」は、平安時代に活躍した藤原清輔、藤原俊成、藤原教長、寂然ら男性の歌人36人の詠歌を集めたもので、左方には在家の歌人、右方には出家した歌人を配した歌合の形式で編集したものである。もとは、和歌は各10首で総数は360首で、おそらく1巻の巻物であったと考えられるが、伝来途次に分割された。これは、源仲綱の肖像と詠歌8首分の断簡である。仲綱は後白河天皇の皇子である以仁王(もちひとおう)を奉じて平氏打倒を企てた源頼政の子で、『千載和歌集』に6首が入集しており、歌人としての活躍も知られる。この三十六人歌合は、治承3(1179)年頃の成立と考えられるので、ほかの三十六人歌合と差別化を図るため、治承の年号が加えられている。
 まず、「九番左」と歌人の「仲綱」の名前を行書で記し、その左には歌人が烏帽子(えぼし)を被(かぶ)り蹲踞(そんきょ)した姿勢をとり、柔らかで丁寧なタッチで顔の輪郭、目、鼻、口などが描かれている。歌人の衣紋は簡略な筆致で大胆に筆を運び、その体軀(たいく)を的確に表現しており、絵師の技量のほどが偲(しの)ばれる。続いて、花、落花、蔵人ヲリテ月ヲミテ、九月十三夜、旅宿時雨、水鳥、恋の歌題や詞書(ことばが…