戦いの面影残す大阪城の千貫櫓 多聞櫓 特別公開|北斎の浮世絵モチーフ 高森の作家がチョークアート|大場一央の古義解 言葉で紡ぐ日本 (4)貝原益軒 …|他

戦いの面影残す大阪城の千貫櫓、多聞櫓 特別公開

2020/03/30 11:20
 大阪城の正門、大手口を守る千貫櫓は、元和6(1620)年に築かれたとされる2層2階の隅櫓(城郭の隅に設けた櫓)の一つ。城内で最も古い建物で、今年は建造から400年の節目にあたる。
 千貫櫓と名付けられた櫓は、織田信長に攻められた石山本願寺時代からあり、櫓から放たれる矢に悩まされた信長が「銭千貫文を出しても取りたい櫓だ」と言ったことが名称の由来とされる。豊臣時代と徳川時代の2回建て替えられた際にも、名称が踏襲された。
 多聞櫓は、寛永5(1628)年に建てられたものが落雷で全焼し、嘉永元(1848)年に再築された。二の丸に出入りする大門の上部にあたる渡櫓と一体化した構造。長屋型の櫓の総称で、同形式の櫓が大和(現在の奈良県)にあった多聞城で初めて築かれたとされることから、そう呼ばれる。
 焔硝蔵は、鉄砲や大砲に使う火薬庫で、貞享2(1685)年の建造。床や天井、壁などがすべて花崗(かこう)岩で、石壁の厚さは約2・4メートルに達するなど、耐火、耐久、防水性に工夫がこらされている。3施設とも昭和28年に国の重要文化財に指定された。

北斎の浮世絵モチーフ 高森の作家がチョークアート

2020/03/30 08:53
 飯田市中央通りにあるたこ焼き店「デコちゃん飯田駅前店」で、江戸時代の浮世絵師葛飾北斎の浮世絵をモチーフにしたチョークアートを、高森町の作家吉沢さやかさん(46)が制作している。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、外出の自粛モードが続く中でも道行く人にアートを楽しんでほしい―と4月初旬の完成を目指し、29日も作業を進めた。
 同店オーナーの田中晃さん(56)=飯田市龍江=が、「店の前にある風よけの壁を、見た人が笑顔になれるような場所にしたい」と依頼。葛飾北斎の「富嶽三十六景」の作品をモチーフにし、タコの足で海の波を表現するなどユニークなデザインに、季節感を楽しめるよう桜の花びらをあしらった約90センチ四方のパネルを設置することにした。
 吉沢さんはこの日、桜の花びらを中心に描き、色の濃淡が美しく出るよう赤や白、灰色などの色を丁寧に重ねた。
 今後も四季に合わせて作品を変えていく予定。田中さんは「アートを背景にした写真をSNS(会員制交流サイト)に投稿するなどして楽しんでもらい、笑顔の輪が広がっていくといい」と期待していた。
(3月30日)

【大場一央の古義解 言葉で紡ぐ日本】(4)貝原益軒 問い直す姿勢の大切さ

2020/03/30 07:00
 貝原益軒(かいばら・えきけん)
 大いに疑へば大いに進むべく、小(すこ)しく疑へば小しく進むべし。疑はざれば進まず 『大疑録』
 日本の近世は、鎌倉時代初期に流入した朱子学とともに始まったといえる。
 朱子学を通じ、日本の支配層は、目の前の社会問題の背後にある本来的なありよう、すなわち「理(り)」の概念に初めて触れた。のみならず、それを偏らずに見つめられるよう、自身の内なる理、つまり「自分はどう生きるべきか」を問い続ける知的営みを知った。
 それまで単なる武装集団の一員だった「武勇の輩」は、知性によって厳しく自己と向き合うことで、模範的人間である「武士」となる。
 ただ、朱子学の流行にしたがって、理をふりかざして説教を繰り返す「道学者先生」も誕生した。儒教の悪いイメージは大抵彼らの所産だ。
 そんな中、本来の朱子学、すなわち徹底して読書・思索し、問い直す姿勢を持って生きることの大切さを教えてくれるのが、福岡藩士の朱子学者、貝原益軒(1630~1714)だ。
 『和俗童子訓(わぞくどうじくん)』『養生訓(ようじょうくん)』のように平易な教訓書をのこす傍ら、『大和本草(ほんぞう)』『筑前国風土記』も著すなど博物学者、歴史学者としての顔も持つ。
 益軒の旺盛な好奇心と誠実な学識の根底にあったのが、徹底して疑い、調査し、……

【春日部市】あの貝殻はやっぱり縄文時代の貝だった?!の神明貝塚が国の史跡に指定されました!!

2020/03/30 07:00
昨年2019年11月に『え??春日部に貝塚!!??国史跡に指定で話題の神明貝塚に行ってみました!!』でレポートさせていただきました、春日部市北東部の西親野井地区の神明貝塚が、2020年3月10日に国の史跡に指定されました!
【春日部市】え??春日部に貝塚!!??国史跡に指定で話題の神明貝塚に行ってみました!!
3800年の時を経ても当時の集落の跡が完全に近い形で保存されていることが評価されているみたいですよ。地中には縄文人が暮らした住居の跡や埋葬された墓、作業場と考えられる焼土(しょうど)跡などが多数眠っているんですって。縄文人が食べていた貝殻や魚・動物の骨、植物の種実や、生活道具である土器や石器が残されてるなんてロマンがありますよね。

元寇、神風でモンゴル軍退散との“虚構”は、なぜ生まれたのか?

2020/03/30 06:14
『蒙古襲来絵詞前巻、絵七』(「Wikipedia」より/Usiwakamaru) 旧日本海軍が編成した「神風特別攻撃隊」初の攻撃から75年となった2019年10月25日、敵艦への体当たり攻撃などで命を落とした愛媛県内出身の将兵ら約90人の追悼式典が、同県西条市大町の楢本神社であった。遺族や自衛隊関係者ら約250人が黙祷を捧げた。
 毎日新聞によると、兄が戦死した曽我部勲さん(89)が遺族を代表して謝辞を述べ、取材に「戦争は一つも利益がない。してはいけない」と語った。
 特攻隊「神風」の名は、鎌倉時代中期、蒙古襲来(のちに元寇=げんこう=と呼ばれる)の際に吹いた激しい風にちなむ。モンゴル(蒙古)が文永の役(1274年)、弘安の役(1281年)と2度にわたり来襲した際、その都度、嵐によって敵を退け、勝利したとされる。
 その後、国難に際しては神が奇跡を起こして国を守るという「神風思想」が広がり、近代に至るまで大きな影響を及ぼす。神風特攻隊はその最も悲劇的な象徴といえる。
 日本史の通説によれば、文永の役では敵は一日で引き返し、弘安の役では嵐によって、肥前鷹島に集結していた敵船が沈み、全滅したという。ところが、これが事実かどうかはきわめて疑わしい。
 それを検証する前に、蒙古襲来に至る経緯から見ておこう。
モンゴルからの接触は穏便だ……

藤森栄一賞に赤塚次郎さん 県考古学会 – Nagano Nippo Web

2020/03/30 06:01
県考古学会は29日、第45回藤森栄一賞の選考委員会(笹沢浩委員長、11人)を諏訪市駅前交流テラスすわっチャオで開き、愛知県一宮市にある西上免(にしじょうめん)古墳が最古の前方後方墳とする研究を発表した元愛知県埋蔵文化財センター副センター長の赤塚次郎さん(65)=愛知県犬山市=を受賞者に決めた。古墳文化の成立に東海地域が重要な役割を担ったとする研究がその後の学会に強い影響を与えたと評価した。
赤塚さんの受賞は全会一致で決まった。赤塚さんは高校生の時に、犬山市にある国史跡「東之宮古墳」の調査にかかわったことから古墳時代を中心に考古学に興味を持った。大学卒業後、同センターに勤務し、愛知県内の多くの遺跡発掘調査に携わった。同県清須市の「廻間(はざま)遺跡」の調査結果を基に口縁がS字状で台が付くのが特徴の土器「廻間式土器」の年表「編年」を確立した。古墳と土器の関係から東海地方から信州や関東地方に広がる前方後方墳の発祥を東海地方と提唱した。
中国の史書で3世紀ごろの日本について書かれた「魏志倭人伝」に邪馬台国と対立する国として登場する「狗奴国(くなこく)」の位置を伊勢湾沿岸とする説も提起した。
2010年に遺跡や文化財を市民に紹介するNPO法人を設立し、現在も理事長を務めている。遺跡を市民とともに守り、広く理解を深める活動も評価した。
受賞について赤……

「女改之長屋」完成祝う 新居関所

2020/03/30 05:10
 屋外のテント内で式典があり、地元自治会、市や県、工事関係者ら約四十人が出席。新型コロナウイルス感染症対策で、会場には消毒液が用意され、出席者は間隔を空けて座った。影山剛士市長は「大勢の人が訪れ、文化と歴史の発信地となることを願う」とあいさつした。地元ボランティアガイドの「新居宿史跡案内人の会」が、飾りが付いた木を地面に打ち付けながら地つき唄を披露した。
(片山さゆみ)

有田川 むか~しむかし

2020/03/30 05:00
 この絵本を制作したのは、榎本敬紀さん(64)夫婦が有田川町中井原で営むカフェ「バード天神前」の客や、住民らでつくる「Yai Teki Uraの会」。会の名称は、地域の方言にちなんだという。
 原作は、1996年発行の「有田の民話集 ふる里の泉」。地方新聞の記者だった鳥居勝さん(故人)が約30年かけて有田地方を巡り、聞き取ってまとめた約540編が収録されている。
 榎本さんが2年前、この民話集をカフェに置いたところ、興味を持つ客が増え、朗読会を開いたり、登場する滝や城跡などを巡る集いも催したりするようになった。やがて「もっと多くの人に伝えたい」と、年代を問わず読んでもらえるように絵本を作ることになった。
 制作にあたっては、鳥居さんの遺族の了解を得て、11編を選んでよりやさしい言葉で書き直し、すべての漢字に振り仮名を振った。絵はイラストレーターや仏画師らが描いた。
 榎本さんは「地域にこんな歴史や面白い言い伝えがあったのかと、目を向ける人が増えてくれたら」と期待する。後書きには子どもらに向けてこう記した。
 「みなさんが読(よ)んでみておもしろいなと思(おも)ったお話(はなし)があったら、おうちの方(かた)やお友達(ともだち)にも教(おし)えてあげてください。有田(ありだ)が大好(だいす)きな大人(おとな)たちより」
 80部……

中学校教科書 深い学びにつながる活用を

2020/03/30 05:00
 来春から使われる中学校教科書の検定結果が公表された。全教科のページ数は前回の検定から平均で7・6%増えた。学習内容を削減した「ゆとり教育」時代に比べると5割増になっている。
 新学習指導要領は、「主体的・対話的で深い学び」を全教科で掲げている。増ページの要因には、課題を掘り下げたり、話し合いを促したりする記述が随所に盛り込まれたことがある。
 ある社会の教科書には、江戸時代の赤穂浪士の処罰を巡る、幕府の評定所や儒学者の意見を示す資料が載っている。生徒はこれらを読み取りながら、当時の人々になったつもりで、処罰を決めた理由について考える。
 国語の教科書の一つは、生徒たちがグループに分かれ、「地域をよりよくするためにできること」を発表し合う例を示した。討論の進め方や、結論をまとめていく際の留意点なども紹介している。
 いずれも、思考力や表現力を伸ばす狙いがうかがえる。指導の手がかりとすれば、生徒の学習意欲を刺激する授業を実現できる可能性がある。教員が一方通行で教える従来型の授業からの転換を図ることが期待されよう。
 教科書の分量が増えた一方で、授業時間は変わっていない。すべてを教えようとすれば、生徒たちが消化しきれない恐れがある。教員は生徒の理解度を見極めながら、メリハリを付けた指導を心がけてもらいたい。
 今回の教科書では、ペ……