麒麟がくる 向井理のチョンマゲ頭は“変わり者”の証? 戦国ヘアースタイル事情…|提灯の文字 雷門 じゃなかった 焼失前の浅草の景色

『麒麟がくる』向井理のチョンマゲ頭は“変わり者”の証? 戦国ヘアースタイル事情を紐解く

2020/09/13 13:00
新型コロナウイルスの影響で中断を余儀なくされていた大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK)の放送がいよいよ再スタートした。ドラマをより深く楽しむため、歴史エッセイストの堀江宏樹氏が劇中では描ききれない歴史の裏側を紐解く──。前回はコチラ
今回は登場人物たちのヘアースタイルにスポットを当てていきます。 (インスタグラム:@nhk_kirin_official) 先週(9月6日)の『麒麟がくる』、まさかの放送中止でびっくりしたのは筆者だけではないでしょう。
「義輝、夏の終わりに」の放送を、筆者はかなり心待ちにしていました。というのも、次回予告の映像で、(足利)義輝(向井理さん)が、まさかのチョンマゲ頭を披露していたからです! 歴代の「大河ドラマ」の中で、チョンマゲ頭で描かれる室町幕府の将軍はすごくレアな気がしますから。
明日放送!
9月6日(日)
第23回「義輝、夏の終わりに」
〈トリセツ〉公開中!
・麒麟MAP
[総合]夜8時
[BSP]午後6時
[BS4K]午前9時/夜8時#麒麟がくる #公式_麒麟トリセツhttps://t.co/JpmdKuhQPx
— 【公式】大河ドラマ「麒麟がくる」毎週日曜放送@nhk_kirin) September 5, 2020
 さてチョンマゲ、チョン……

提灯の文字、「雷門」じゃなかった 焼失前の浅草の景色

2020/09/13 12:00
 この前年の安政2年に、江戸市中に甚大な被害をもたらした「安政の大地震」が起きた。中が空洞となっており、地震に強い五重塔は倒壊を免れたが、塔の頂上に立つ「九輪」が曲がったという。「く」の字に曲がった九輪を描いた浮世絵も残っている。
 「浅草金竜山」は、九輪の修復が終わった直後に出版されている。雪景色で涼んでほしいというしゃれ心とともに、未曽有の震災からの復興を遂げていく江戸のまちへの、広重からのエールだったのではないか。
 その後、関東大震災に東京大空襲と、東京と名を変えた江戸は繰り返し業火に襲われた。浅草寺の伽藍(がらん)も、ほとんどが焼け落ちた。
 奥に見える赤い建物は、東京大空襲で焼失した仁王門。戦後再建された、現在の宝蔵門である。安政の大地震を生き抜いた五重塔も空襲で失われた。雷門をくぐって右手に描かれている五重塔は再建され、いまは左手に見える。跡地には、礎石だけが残されている。
 山門である雷門は、1865(…