承久の乱 鮮やかに 絵巻全6巻80年ぶりに再発見 …|美術としての魅力に迫る もうひとつの江戸絵画 大津…|東京国立博物館にて特別展 桃山―天下人の100年 開催|他

「承久の乱」鮮やかに 絵巻全6巻80年ぶりに再発見 江戸前期に制作か

2020/10/26 17:24
 絵は36場面あり、鎌倉幕府3代将軍・源実朝(さねとも)が討たれる直前に鶴岡八幡宮(神奈川県鎌倉市)を参拝している様子から、文武に優れた後鳥羽上皇が幕府執権・北条義時の追討を命じて敗れ、隠岐(島根県)に流されるまでが描かれている。第2巻には、後鳥羽上皇の動きを知らせる御家人と義時の姿が描かれているが、義時の肖像はこれまで他に例がないという。詞書は鎌倉時代か南北朝時代に成立し、活字本などで広く普及した版の承久記に最も近く、大きな相違点はない。
 絵巻はかつて和歌山県・高野山の寺院が所蔵していたが、1939年にこの寺から現在の京都国立博物館に出品された、目録の記録が最後になっていた。京都文化博物館の長村祥知(ながむらよしとも)学芸員(日本中世史)が、承久の乱から800年となる2021年に開く特別展を準備する中、知人から情報を得て、20年1月に個人が所有しているのを確認した。
 絵巻には、初代将軍・源頼朝の妻・北条政子が御家人の結束を呼び掛ける、教科書などでよく知られる場面は描かれていない。長村学芸員は「江戸時代の人々がどんな関心をもって読んだのか、研究の一助となれば」と話す。絵巻は21年4~5月に京都文化博物館である特別展「よみがえる承久の乱―後鳥羽上皇VS鎌倉北条氏―」で全巻が展示される。【南陽子】

美術としての魅力に迫る 「もうひとつの江戸絵画 大津絵」展

2020/10/26 16:00
 江戸時代初期から東海道・大津宿周辺で土産物として量産された「大津絵」。分かりやすく面白みのある絵柄が特徴で、これまで主に歴史、民俗資料として扱われてきた一方、多くの文化人を引き付け、収集されてきた。東京ステーションギャラリー(東京都千代田区)で開催中の展覧会「もうひとつの江戸絵画 大津絵」は、旧蔵歴が明らかな名品約百五十点を美術として捉え直すことで、その魅力に迫っている。...

東京国立博物館にて特別展「桃山―天下人の100年」開催

2020/10/26 15:20
戦国の幕開けを象徴する鉄砲伝来が1543年、島原の乱鎮圧の翌年にポルトガル船の入国が禁止され、鎖国が行なわれたのが1639年。豊臣秀吉が北条氏を滅ぼし天下統一を果たした1590年が、その100年間のほぼ中間地点といえるだろう。本展では、戦国武将が争う下剋上の時代から江戸幕府による治世へと移り変わる、室町時代末期から江戸時代初期にかけての約100年間に生まれた美術作品を概観し、美術史上「桃山時代」として位置づけられるその特質を、歴史上の武人や茶人、文化人ゆかりの約230件の優品を通して、どのように文化が形作られていったのか、その変化を通覧できる。

【温楽ノ森】お子様が無料でグランピングを楽しめる“はじめてのアウトドア応援キャンペーン”開始:時事ドットコム

2020/10/26 14:16
【温楽ノ森】お子様が無料でグランピングを楽しめる“はじめてのアウトドア応援キャンペーン”開始:時事ドットコム  時事通信

「よみがえる邪馬台国」 豊前・宇佐地域の出土品を紹介する企画展【佐賀県】(佐賀ニュース サガテレビ)

2020/10/26 13:59
「よみがえる邪馬台国」 豊前・宇佐地域の出土品を紹介する企画展【佐賀県】(佐賀ニュース サガテレビ)  Yahoo!ニュース

-国指定名勝-横浜「三溪園」紅葉の古建築公開~横浜に秋を聴く。~Historic Buildings Surroun…

2020/10/26 12:20
◆開催期間:令和2(2020)年11月21日(土)~12月6日(日)
◆公開時間:午前9時~午後4時30分
◆公開建物:重要文化財2棟<聴秋閣(ちょうしゅうかく)、春草蘆(しゅんそうろ)>
いずれも江戸時代初期の建造物で、デザイン性に富み、色づく紅葉のなかでは一層の情趣を楽しめます。
【聴秋閣(ちょうしゅうかく)】
建築  江戸時代初期  元和9(1623)年 / 移築  大正11(1922)年
徳川3代将軍家光が将軍宣下を受けるにあたり上洛した際、京都の二条城内に建てられたと伝えられ、のちに乳母の春日局(かすがのつぼね)に与えたと伝えられる楼閣建築。
【春草廬( しゅんそうろ)】
建築  小間:江戸時代、広間:三溪園に移築後に増設 / 移築  大正11(1922)年
京都宇治の三室戸寺金蔵院(みむろとじこんぞういん)にあった茶室で、古くは“九窓亭(くそうてい)”と呼ばれ、織田信長の弟で茶人として知られる有楽(うらく)の作といわれる茶室。
*三重塔を望む絶景が楽しめる聴秋閣奥の遊歩道も同期間開放します。
*建物は小規模であるため、間近での見学となります。内部に立ち入ることはできません。
◆その他の催事
・菊花展…10月26日(月)~11月23日(月・祝)
日本の秋を代表する菊花5……

それにつけても

2020/10/26 12:02
 中秋の名月は過ぎたが、栗名月や豆名月と呼ばれる「十三夜」(今年は29日)が近づいた。「名月をとってくれろと泣く子かな」は小林一茶の有名な句。こうした俳句や短歌の上の句の後に「それにつけても金の欲しさよ」と続ける言葉遊びが江戸中期の天明年間に流行したという▼この七・七調の言葉、どんな名句の後に付けても負けないインパクトがあって面白がられたようだ。室町時代の連歌師・山崎宗鑑の発案とされ、公家に庶民感覚を伝えた逸話の中に残る。それが、風刺と滑稽が持ち味の狂歌が盛んになった天明期に「金欲し付合(つけあい)」と呼ばれ、人気を集めた▼実は天明年間は、異常気象に浅間山(長野・群馬県)の噴火が追い打ちをかけた大飢饉と、インフルエンザとみられる疫病が重なった大変な時代。5、6年で全国の人口が約90万人も減ったとされる。そんな時代を笑い飛ばそうとしたのは、庶民のたくましさだったのだろう▼翻って今のコロナ禍。生活や商売にあえいでいる人にとって「それにつけても金の欲しさよ」は、ぼやきを通り越した悲鳴だろう。政府が旗を振る各種の「Go To キャンペーン」などで重視する「経済」とは、要するに国民全体の「お金」のため▼コロナ禍が収まらない中で「それにつけても-」と傾斜を強めることには、少なからず不安はあるが、どっこい天明時代の庶民に負けてはいられない。(己)

国宝「天橋立図」展示 丹後郷土資料館

2020/10/26 12:00
宮津市の丹後郷土資料館の開館50周年を記念する特別展で、室町時代の水墨画家・雪舟の代表作「天橋立図」が展示されます。宮津市の史跡・丹後国分寺跡に隣接する京都府立丹後郷土資料館は1970年に京都府北部の歴史資料などを収集し保存展示する施設として開館しました。資料館の開館50周年を記念する特別展が今月24日から始まり、31日からは期間限定で室町時代の水墨画家・雪舟の代表作で国宝に指定されている「天橋立図」が地元で40年ぶりに公開されます。天橋立図は中央に天橋立を配置し、海を挟んで街並みや山並みが描かれています。絵図のなかに描かれている建造物が建てられた年代から推測すると雪舟が80歳を超えてからの作品とみられ、日本美術史を代表する絵師の傑作として国宝に指定されています。そのほかにも天橋立や丹後国分寺にまつわる貴重な歴史資料や文化財を展示するこの特別展は12月13日まで開かれ、国宝「天橋立図」は今月31日から来月23日まで展示されます。