中世の白山曼荼羅:富山・南砺で発見 美濃側…|家持見た 天平の羽咋は 市歴史民俗資料館 …|新・仕事の周辺 朝井まかて(作家) 物語…|他 (5/12 日本歴史ニュース)

中世の白山曼荼羅:富山・南砺で発見 美濃側の参詣路描く /福井

2019/05/12 16:18
 富山県南砺市は、同市上梨の国登録有形文化財「白山宮」で、室町時代後期の白山曼荼羅(まんだら)が見つかったと発表した、同市提供。中世の曼荼羅の発見は全国で8例目、美濃(現・岐阜県)側から白山への参詣路を描いたものとしては全国最古クラスという。
 白山曼荼羅とは、礼拝の対象となった宗教絵画で、鎌倉から江戸時代にかけて白山を取り巻く石川、福井、岐阜各県の社寺に伝わった。肉筆では16点が確認されている。
 今回発見されたのは縦139・3センチ、横47・3センチの掛け軸。裏面の墨書には1621(元和7)年…

家持見た 天平の羽咋は 市歴史民俗資料館 歌を通して紹介

2019/05/12 15:39
 家持は、越中国司として赴任し、七四八(天平二十)年、当時の気多神宮を訪れ「之乎路(しおじ)から直(ただ)越え来れば羽咋の海朝なぎしたり船梶(かじ)もがも」と詠んだ。海は、日本海と解釈されるのが一般的だが、異説として邑知潟も紹介。当時の湖岸線は同市寺家町の寺家遺跡近くにあったこと、旧暦の春であったことから海は荒れていた可能性があることなどを根拠としている。

【新・仕事の周辺】朝井まかて(作家) 物語の扉開く?書斎猫

2019/05/12 13:30
 私の書斎には猫が住んでいる。
 日中、うとうとと過ごすソファやベッドがわりの籠、トイレも書棚の裏だ。肢が弱ってテリトリーが狭くなったゆえだ。もう23歳になる婆(ばあ)さん猫である。
 幼い頃は大変なお転婆で、夏の趣味は蝉獲りだったが、もはや見向きもしない。鳴声が聞こえないのか、興味そのものが失(う)せたのか。
 今も変わらないのは食欲、そして私の仕事の妨害だ。
 私はおもに江戸時代を舞台にして小説を書いてきたけれど、この数年は明治から大正、昭和と、じわじわと下ってきている。べつだん深い意味はなく、興味があれば江戸時代初期に遡(さかのぼ)るし、そのうち古代に行くかもしれない。
 ただ、近代以降に取り組むようになって、今さらながら言葉遣いの自由さに驚く。たとえば江戸時代にも「自由」なる語句はあったが、それは自儘、放埓(ほうらつ)というネガティブなニュアンスであるので、歴史・時代小説で用いるには注意が必要になる。しかし近代以降は、それこそ自由に「自由」と書ける。
 その調子で資料の下調べも容易(たやす)いかといえば、こちらは逆だ。資料が多過ぎて、何が記録されていて何が記録に残っていないかを知るのに、まず骨が折れる。しかも官庁や大学などの変遷がめまぐるしく、名称や所在地がしじゅう変わっている。
 たとえば東京の神田で下宿してい……

日本史に光彩 義貞と新田氏 6月16日まで歴博

2019/05/12 12:54
 鎌倉から南北朝時代に活躍した武将、新田義貞に焦点を当てた「大新田氏展(だいにったしてん)」が6月16日まで、今年開館40周年を迎える県立歴史博物館(高崎市綿貫町)で開かれている。武具や古文書、仏教彫刻など100点をそろえ、義貞と新田一族の歴史に迫る。 義貞を祭る藤島神社(福井市)の肖像や太刀、かぶとなどが並ぶ。同展の目玉の一つで同時代の国宝「赤糸威鎧(あかいとおどしよろい)」(青森県八戸市、櫛引八幡宮所蔵)=写真=は、19日まで展示される。義貞亡き後、新田一族を率いた岩松氏も紹介する。 一般600円。月曜休館。問い合わせは同館(027・346・5522)へ。

水の都・大阪の景色を「アクアライナー」で川面から眺める【動画】

2019/05/12 12:00
京都経由で琵琶湖の水が流れ込む淀川や古都・奈良から流れる大和川、そして2つの川が注ぐ大阪湾など、水運の拠点があったために古くから商業が発展してきた町・大阪。江戸時代には幕府の直轄地となり、市街地に張り巡らされた水路沿いには各藩の蔵屋敷が置かれ、経済の成長に伴って独自の上方文化も繁栄した。明治時代には海外輸出の利便性などから大規模な工場が川沿いや湾岸地帯に立ち並び、「水の都」と呼ばれていた。近代的な大都市となった現在も、大阪市域面積の約1割は水面が占め、水の都は健在である。
関連記事>大阪: 3度目の万博を開催する「水の都」
水辺が多い大阪の町。右下を流れる大川に架かる橋の下を通っているのがアクアライナー
周遊観光でも、移動手段としても楽しめる「水都・大阪の古くから栄えてきた地域や、近代的な高層ビルが立ち並ぶエリアを、アクアライナーで水上から楽しんでもらえたらうれしいです」
大阪水上バス企画担当の岸田氏は、そう話す。「アクアライナー」は、大阪の中心地を流れる大川(旧淀川)を巡る観光船だ。水上で船内アナウンスに耳を傾けながら、大阪のシンボル・大阪城から、高層ビルと文化芸術スポットが集まる中之島、ウオーターフロントの大規模複合施設「OAP大阪アメニティパーク)」、春には造幣局の桜並木の景観まで眺められると人気になっている。
大正ロマンを感……

“お江戸のコミック”を現代語訳 同人誌『黄表紙のぞき』が江戸文化の扉を開く

2019/05/12 12:00
桃太郎のその後は、鬼を巻き込んだ恋愛すったもんだストーリー!? 二次創作、お笑い、セクシー路線の多彩さ このご本では、黄表紙の代表作や傑作5作が掲載されています。どれもユーモラスで時々捻った表現もある、笑える大人向けです。
 例えば鬼退治をした桃太郎一行はその後……という出だしで始まる『桃太郎後日噺』は、鬼が島から連れてきた鬼が意外に色男でモテた結果、三角関係のトラブルに発展してしまう、どたばたストーリー。終盤では鬼のかつての許嫁(いいなずけ)も突然やってきて、四角関係で壮絶にもめるエンタメっぷり。もうこの頃から「○○の続きを考えてみた!」という創作を楽しんでいたのですね。めでたしめでたしで終わったはずの元祖桃太郎と、どろどろ恋愛を垣間見てしまうギャップを、当時の人たちが大人っぽく面白がっていたのが伺えます。
 また、当時の出版業界の裏側を書いた『的中地本問屋』も見逃せません。作者は十返舎一九先生。教科書に載ってたお名前です。
 売れる本を作りたいと、作者のアイデア出しからはじまり、本作りの職人さんから卸の現場まで一通りの出版の流れを追いますが、売れる秘策として使われるのが謎の薬。怪しい材料で作られた謎の薬やお酒を、勤務者にこっそり飲ませることで職人さんたちはめきめき力を発揮。超速で仕上げさせてベストセラーを狙うという、ビジネス的には夢のストー……

古代の宝石が一堂に!島根県出雲市で企画展「古墳文化の珠玉」開催中

2019/05/12 12:00
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現代の様々なアクセサリーの先駆けといえる「玉」文化は、古墳時代に花開いた。素材には色彩鮮やかな貴石、ガラス、金属など多様な種類を使い、勾玉・管玉・丸玉・切子玉などのさまざまな形の玉類が作り出された。
しかし、古代の人々は玉類を単にアクセサリーとして見ていたわけではない。時のヤマト王権から下賜(かし)を受けたり、朝鮮半島など各地との外交交渉により入手したり、様々な政治・外交・交易の成果として玉類を得ていた。玉類の所有状況は、その人物の階層、職掌、性別などを考える有効な材料にもなる。
同展では、彩り華やかな「玉」が日本史上もっとも使用された古墳時代に出雲で生産されたメノウ、碧玉製の玉類のほか、ガラスや銀で作られた珠玉たちを紹介する。