現代 江戸 平安…時空超えた恋を描く 三度目の恋 *観の違いも|国宝5周年記念 松江城を古典日本髪で歩く

現代、江戸、平安…時空超えた恋を描く『三度目の恋』 セックス観の違いも

2020/11/23 19:38
「この小説を書く2年前に伊勢物語を現代語訳したのですが、その時在原業平の周りの女たちは本当のところ何を感じていたんだろうと考えていました。その疑問を解くために『もし現代に業平みたいな男がいたら』と想像し始めたのですが、現代の価値観からすれば、妻と同じくらい他の女のことも大事にしてしまう男って、あまり魅力的ではないんですよね」
そこで、平安時代の女房や江戸時代の花魁(おいらん)など、現代とは異なる時代の目や別の文化で育った目にはどう映るのかを考えてみたのだという。
「彼女たちの視点と現代の視点を重ねることができたら、業平という人間に対する認識も深まるんじゃないかなと思ったんです」
暮らしの違いだけでなく、時代によって変わる恋愛観の違いやセックス観の違いなども浮き彫りになる。
「たとえば、平安時代は一夫多妻で女系家族というのは資料としては残っているのですが、そういう境遇にいる女たちの気持ちは、小説家である私が想像するしかない。なので、現代の自分が考えているいろいろなことが投影されていると思います。女として置かれている状況や男女の関係性など、異質の文化の中で考えることによって、かえって現代のことがわかる。そういう感じがあったのは書いていて面白かったです」
梨子の相談相手であり、夢の中では華麗な恋もする高丘さんとの関係は物語が進むにつれ、よ……

国宝5周年記念 松江城を古典日本髪で歩く

2020/11/23 19:34
松江市の松江城で23日、江戸時代の女性たちの髪型「古典日本髪」で練り歩く会が開かれ、周囲はあでやかな雰囲気に包まれた。
和の文化を再発見してもらおうと松江城の国宝5周年の記念イベントとして開かれた。
古典日本髪は、髪型によって当時の女性の職業や立場・年齢なども表現し、その種類は200に及ぶ。「結髪師」と呼ばれる特別な資格を持った美容師が、12人のモデルにゴムやピンを使うことなく地毛で、全員違う髪型に仕上げていた。
参加者は「(以前自分の)結婚式で日本髪を地毛で結っていただいて、日本髪素敵だなと(思って参加した)」と話した。
一行が松江城に到着すると、瞬く間に観光客の注目の的となった。古典日本髪・出雲髪結びの会の石原美和代表は「江戸時代の着物、帯、すべてそういった受け継がれているものがここに集結したということで江戸時代にタイムスリップしたような感覚をもっていただけたんじゃないかと思う」と話し、今後も古典日本髪を結える美容師を増やし、和の文化を継承していきたいという。