国宝 翰苑(かんえん)の世界|秋の深まり告げるリンドウ 和歌山・阿弥陀寺|番長 木曽義仲をダイナミックに描き出す~ 猛き朝日…|他

国宝 翰苑(かんえん)の世界

2021/10/22 17:30
 匈奴(きょうど)や倭国(わこく)など中国周辺の国々についてまとめた翰苑は、当時の歴史書を基に7世紀ごろに完成。中国では原本・写本とも失われたが、太宰府天満宮に平安時代の写本「翰苑 巻第卅(さんじゅう)」が現存しており、1954年、国宝に指定された。倭国の地形や地名、女王の存在などが書かれている。
 12月5日までは複製、同7~19日に実物を展示。北部九州での出土品も並ぶ。入場料は大人100円(7日から300円)、高校生以下無料。同館=092(558)5000。

秋の深まり告げるリンドウ 和歌山・阿弥陀寺

2021/10/22 15:21
 世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を構成する熊野古道に近い真言宗の阿弥陀寺(和歌山県那智勝浦町)で、青紫色のアサマリンドウがたくさん花を咲かせ、足を運んだ人々に秋が深まりつつあることを告げている。寺によれば「10月末ごろまで、光景を楽しめるのでは」という。
 咲いているのは「火生三昧跡」と呼ばれ、平安時代に行者が過酷な修行をしたとされる、こけむした場所。今月下旬に静岡県内から来た60代の男性は、リンドウを目当てに6年続けての訪問。「歴史を感じる場所で群れ咲く清らかな花の姿は、とても美しい」と見入っていた。

「番長」木曽義仲をダイナミックに描き出す~「猛き朝日」天野純希さんインタビュー

2021/10/22 15:00
 読売新聞オンラインで時代小説「猛(たけ)き朝日」の連載が始まり、作者・天野純希(すみき)さんが読売新聞のインタビューに応じました。主人公は源平合戦で活躍した「木曽義仲」こと源義仲。「希代の武士」としても「逆賊」としても知られる武将を、エンタメ性に満ちた歴史解釈を持ち味とする天野さんが、ダイナミックに描き出します。連載開始にあたっての意気込みや、抱いている義仲のイメージについて聞きました。
「番長」の魅力を多角的に描く天野純希さん――連載開始にあたって、今の率直な気持ちを教えてください。
 義仲は前々から書きたかった人物なので、「やっと書ける」という気持ちです。戦国時代などに比べ源平合戦の時代はマイナーで、書く機会になかなか恵まれませんでしたが、来年のNHK大河ドラマが鎌倉時代を扱う「鎌倉殿の13人」に決まったこともあり、義仲への注目度も上がっているのでしょう。
 ウェブでの連載は初めてですが、今までと何ら変わらない姿勢で執筆に臨んでいます。横書きでの掲載になるので、見え方によっては表現を調整することがあるかもしれません。ですが、最終的には本になった時の形をイメージしているので、横書きだから特別なことをするということは、あまり考えないようにしています。
――義仲について最初に抱いた印象は?
 最初に知ったのは古文の授業です。平家物語……

旅と移動・世界×文化(15)中国北部 遊牧民と農耕民の攻防(内田昌功)

2021/10/22 15:00
 ユーラシア大陸東部では、世界屈指の遊牧地域であるモンゴル高原と、最大級の農耕地域である中国華北平原が近距離で隣接している。そのため世界史上、遊牧民と農耕民が最も激しく衝突し、また最も深く結びついた地域であった。両地域を戦わせた最大の理由が馬である。本来中国は経済力と人口で圧倒的な力を持つが、馬の存在が遊牧世界に強大な軍事力をもたらしたことで、両地域の関係は不安定なものになったのである。
 その関係は実に劇的な形で始まる。モンゴルの遊牧民匈奴(きょうど)は紀元前4世紀から史料に現れ始めるが、紀元前209年に冒頓(ぼくとつ)が王に立つと初めてモンゴル高原の統一に成功する。一方、中国では紀元前221年に秦(しん)が統一を果たし、次いで短命に終わった秦に代わり、漢が紀元前202年に建国される。農牧両地域に相次いで統一国家が誕生したのである。
 二つの大国は引き寄せられるように戦争へと向かい、紀元前200年、漢と匈奴は国境付近で正面から衝突する(白登山=はくとうさん=の戦い)。冒頓率いる匈奴は騎兵を中心とする40万、高祖劉邦(りゅうほう)の前漢は歩兵中心の32万、大規模な戦いとなったが、戦況は一方的であった。匈奴は騎兵の機動力を生かし、巧みな戦術で劉邦の本軍をとらえ、7日間にわたって包囲する。劉邦は辛うじて脱出するものの、前漢は匈奴に対し毎年絹や穀物を送るこ……

国立歴史民俗博物館「伝統の古典菊」平安・江戸時代などに生まれた“菊の花”約140種を展示

2021/10/22 14:10
千葉・佐倉の国立歴史民俗博物館は、くらしの植物苑特別企画 季節の伝統植物 「伝統の古典菊」を、2021年11月2日(火)から11月28日(日)まで開催する。
「古典菊」約140品種の花を一挙に展示栄楽殿(えいらくでん)
※奥州菊「伝統の古典菊」は、くらしの植物苑がこれまでに収集してきた「古典菊」を展示するイベント。各地方で独特な特徴を持った古典菊を約120品種と、国立歴史民俗博物館にて実生栽培したオリジナルの嵯峨菊、肥後菊など約20品種を一挙に展示する。
日本における“菊”の歴史嵯峨の泉(さがのいずみ)
※嵯峨菊日本を代表する園芸植物のひとつである菊は、日本在来の植物ではないものの、古くから日本の地で親しまれてきた花。平安時代の宮廷で菊花の宴が流行していたことから、遅くとも律令期には、中国からもたらされていたと考えられている。「古典菊」とは、伝統的な菊の中輪種のことを指す呼称だ。
暁紅(ぎょうこう)
※伊勢菊平安・鎌倉時代からは日本独自の美意識により、支配者層の間で独特の花が生み出された。京都・大覚寺で門外不出とされた「嵯峨菊」や、伊勢の国司や伊勢神宮との関わりの中で生み出された「伊勢菊」などをはじめ、菊は支配者層の中で宴用の花として、美術工芸品として、そして不老不死のシンボルとして特権的な地位を築いていった。
近世中頃……

NHK「おはよう日本」で紹介された「ひたすら古墳を愛でる展」にぜひお越しください!

2021/10/22 14:06
 中津市歴史博物館で11月14日(日)まで開催中の「ひたすら古墳を愛でる展」(観覧無料)が、NHK全国ニュースで放映されました!
 当展は、遺跡から出土した文化財をモチーフに革でグッズを制作されている宮野弓絵さんの作品と、本物の文化財を一緒にご覧いただく楽しい展示となっています。
 10月22日(金)のNHK「おはよう日本」で放映されました内容は、以下より文字原稿でご覧いただけます。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211022/k10013316751000.html
 10月21日(木)には、18時10分からのNHK大分「いろどりOITA」でロングバージョンで放映いただきました。動画は10月27日(水)夜まで公開されております。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20211021/5070011105.html
 今回の展示は、中津市歴史博物館・宮野さん・古代pressの中村麻衣子さんの三者で力をあわせて企画したものです。福岡市埋蔵文化財センター・岩戸山歴史文化交流館にもご協力いただき、文化財を借用する段階から返却するまで、Twitterで随時情報発信し、リアルタイムでお楽しみいただいています。#ひたこふてん #があこ中津へいく #石人さんの中津旅行……

大学倶楽部・フェリス女学院大:学生が商品開発に携わった「百人一首の手ぬぐい」 10月22日発売

2021/10/22 14:00
【文学部日本語日本文学科 谷教授のコメント】
 2021年度のプロジェクト演習は、百人一首の手ぬぐいの共同開発に取り組みました。デザインのコンセプト、和歌の選定は学生たちの手によるものです。自分たちの努力が、こうしてかたちとなり、社会に送り出されるということに、達成感を覚え、大きな自信へとつながっているようです。「麻布十番 麻の葉」は、日本文化を大切にした、丁寧な手ぬぐい作りを長年続けておられる会社です。どのデザインも優しく、自然や文化、人間に対する愛情が感じられる商品ばかりで、このラインアップに学生たちが考案した百人一首の手ぬぐいが加わることに大きな喜びを感じています。私の「プロジェクト演習」のテーマは「若者による文化の創造と発信」です。百人一首は鎌倉時代の京都で生まれた作品ですが、日本の古典も過去の遺産として扱われるだけではなく、現代の生活や文化の中で生き続けなければならないと思います。今回の学生たちの試みが、日本文化の発信に大きく寄与することを願ってやみません。
【「プロジェクト演習」 履修学生のコメント】
 オールシーズン使っていただけるように、美しい日本の四季を思わせる和歌を百人一首から一首ずつ取り上げ、普段使いのしやすいデザインを意識しました。和歌は誇るべき日本を代表する文化の一つだと思っています。現代を生きる皆様のおそばに、「百人……

大河ドラマで今後見てみたい歴史上の人物ランキング! 2位「聖徳太子」、1位は有名だけど謎多きあの人物!

2021/10/22 12:52
有名な歴史上の人物を描いてきたNHKの大河ドラマ。今後皆さんが大河ドラマで見てみたい歴史上の人物は誰ですか?
今回All About編集部では、10月15~18日の間、20~70代の男女174人を対象に「大河ドラマで今後見てみたい歴史上の人物」についてのアンケートを実施(自由回答形式)。結果をランキング形式にて発表しました。本記事ではTOP3をご紹介します。票が割れる中、果たしてどんな人物が1位に輝いたのでしょうか。
 第3位(同率):福沢諭吉・石田三成・伊達政宗(5票)第3位には同率で、福沢諭吉・石田三成・伊達政宗の3人がランクイン。
1万円札の顔としても有名な啓蒙思想家の福沢諭吉には、「名前はよく聞くけど、どういう人なのかよく知らないので(30代女性)」や「歴史上の人物で1番スキだから(20代女性)」など、有名ながらもあまり知らない福沢諭吉について大河ドラマを通して知りたいといった意見が集まりました。
石田三成は、安土桃山時代の武将であり、豊臣家の家臣。「脇役では頻繁に出ているが、石田三成視点での物語は大河ドラマでは描かれたことがないから(30代女性)」といった、石田三成メインの作品を見てみたいという意見が見られました。
伊達政宗は、眼帯をつけていることで有名な東北地方で勢力を振るった戦国大名です。
「初めて見た大河が独眼……

特集ワイド:名字に隠された意味とは 氏姓文化に詳しい、森岡浩さん

2021/10/22 12:47
 衆院選たけなわの今、街を走り回る選挙カーからは刷り込みを狙うかのような候補者氏名の連呼があちこちで響く。そして、1票を投じる際には候補者の氏名を投票用紙に記入することになる。民主主義の根幹をなす選挙というシステムは候補者の氏名抜きには成立しないのだ。日本の名字に連なる氏姓文化に詳しい森岡浩さん(60)に名字にまつわるアレコレを聞いた。
 先日のことだ。小学3年になるという知人の愛息から「かまどたんじろうって書ける? 漢字で」とペンとノートを渡された。いまや国民的マンガ・アニメ「鬼滅の刃」の主人公、竈門(かまど)炭治郎を指していることくらいは分かる。だが……竈が書けないのだ。白旗を揚げると、その子はちょっぴり自慢げに正しい書き順まで教えてくれた。聞くと、少し前に学校ではやったのだという。ちなみに竈の画数は21。もう書き順は忘れたが…

大村で建物跡発見 中世の禅宗寺院「聖宝寺」関連施設か 市教委発掘調査(長崎新聞)

2021/10/22 12:30
大村で建物跡発見 中世の禅宗寺院「聖宝寺」関連施設か 市教委発掘調査(長崎新聞) - Yahoo!ニュース  Yahoo!ニュース

<撮れたて とうほく食紀行>食用菊、うまさ「もってのほか」/寒河江

2021/10/22 12:29
 月山の麓が紅葉に染まる頃、山形県寒河江市の畑に淡いピンク色のじゅうたんを敷き詰めたような光景が広がった。
 同市高屋地区の農業武田昌彦さん(61)の畑約40アールで、食用菊「もってのほか」の収穫が最盛期を迎えている。早朝から一つ一つ花を選んで摘み取り、滑車のついた籠に入れた。
 露地栽培は猛暑や長雨の影響を受けやすく、日よけや雨よけを設置しながら大切に育てた。武田さんは「今年は適度な気温と雨で生育は順調。新鮮な歯触りと独特な風味を楽しんでください」と話す。
 筒状の花弁をゆでておひたしやあえ物にすると、しゃきしゃきした食感がたまらなく、ほのかな香りと苦味に自然と箸が進む。
 この食用菊は奈良時代、中国から「延命楽」として伝わった伝統野菜。名称の由来は「思いの外うまい」など諸説ある。秋の味覚を食べないなんて、もってのほか(とんでもない)と唱える人も。収穫は11月中旬まで続く。
(写真映像部・小林一成)