ぶらっとふるさと 唐船城の観光案内板に協力 イラストレーターの富永さん有田に|ノモンハン 血ノ教訓 大阪・難波宮跡から旧陸軍機密文書見つかる

〈ぶらっとふるさと〉唐船城の観光案内板に協力 イラストレーターの富永さん有田に

2019/08/11 20:10
 中世といわれる時代は、主に平安時代から鎌倉時代、南北朝、戦国時代と幅広く、瀬戸内海で活動していた「村上水軍」と、志摩国(現在の三重県伊勢・志摩)を本拠地に織田信長方として近畿圏の制海権を保持していた「九鬼水軍」と並んで、日本の三大海賊とされるのが「松浦党」だった。
 松浦党が勢力を誇っていた長崎県北部から佐賀県北部の入り組んだ海岸線は、その環境から海と関わるなりわいを持つ住人を育んできた。必然的に船と関係する人々が多く、これは武士も同じで、松浦党は「海の武士団」とも呼ばれていた。
 昨年11月に有田町では、松浦党有田氏唐船城築城800年記念事業が開催された。3月には中世の城郭研究の第一人者である奈良大文学部の千田嘉博教授の記念講演会が開かれ、多くの歴史ファンが訪れた。
 その千田教授の解説をイラストでサホートしているのがイラストレーターの富永商大さん。千田教授の監修の下、唐船城の遺構紹介や松浦党有田氏の累代城主の系譜などを観光案内板にイラストで描かれた。
 展望台に今春設置された方位盤も富永さんが手掛け、7月末に富永さんが町に視察に来られた。香川県の丸亀城を皮切りに松山城、大洲城(共に愛媛県)などの古城巡りに合わせての訪問という。「しっかりできていて、安心しました」と話されていた。(地域リポーター・藤泰治=有田町) 

「『ノモンハン』血ノ教訓」 大阪・難波宮跡から旧陸軍機密文書見つかる

2019/08/11 19:21
 飛鳥~奈良時代に一時的に都が置かれた難波宮跡(大阪市中央区)の発掘調査現場から、1939(昭和14)年に旧満州(現中国東北部)とモンゴルの国境付近で旧日本・満州国軍とソ連・モンゴル軍が武力衝突した「ノモンハン事件」に関する旧日本軍の機密資料が見つかっていたことが11日、分かった。終戦時に米軍の接収を免れるため焼却処分された燃え残りとみられ、文書には「『ノモンハン』血ノ教訓」などの記載もあった。事件から今年で80年。戦争遂行に際しノモンハンを教訓に戦略を立てようとした状況が分かる貴重な資料になりそうだ。
 発掘調査は難波宮の遺構がある国立病院機構大阪医療センターの建て替え工事に伴い、大阪文化財研究所(現大阪市文化財協会)が平成28~29年に実施。同所には戦前、陸軍歩兵第三十七連隊の本部があり、戦時中に同連隊が使っていた防空壕(ぼうくうごう)も十数基発見された。
 防空壕は深さ1~2メートルほど。天井や壁などに張られた板が一部残っており、中から10丁以上の機関銃や小銃のほか、焼け焦げた冊子や文書などが見つかった。
 発掘後に調べたところ、焼け残った資料は冊子15冊分で、ノモンハン事件の戦法や考察などが記載されていた。焼け焦げて判読は困難なものが多いが、一部に「『ソ』軍戦法ノ特色ヲ考察」「國軍ノ傳統的精神力」などの記述があった。
 日ソ両軍の……