猫の口内炎…完治には信頼できる獣医師との出会いが大切 病院選びで気をつけたい4つのポイント

猫の口内炎…完治には信頼できる獣医師との出会いが大切 病院選びで気をつけたい4つのポイント

2020/08/10 18:30
現在11歳のS君、お口が痛いです
愛しい猫が、口の中を痛がり、ごはんが食べたいけど食べられない。お口の中を見てみると、粘膜が真っ赤に腫れている。…それは、猫の歯肉口内炎の可能性が高いです。
猫の歯肉口内炎には、ステロイドという炎症を抑える薬がとてもよく効きます。しかし、薬が切れるとまたすぐに痛み出してしまう子もいます。そうなると、延々とステロイドを使わざるを得なくなってしまいますが、これは副作用の問題で、あまりおすすめ出来ません。このような場合には、出来るだけ早く臼歯を全て抜くこと(全臼歯抜歯)、そして炎症が酷い時には犬歯と切歯も合わせて全ての歯を抜いてしまうこと(全顎抜歯)が望まれます。それだけで「完治」する可能性があります。しかし、しばしば難しいケースに出会います。
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日本猫のS君は、9歳の時に、歯肉口内炎と診断されました。飼い主さんは、とても勉強熱心で、S君のお口に良いというサプリメントは片っ端から試しており、すでにほかの病院で全臼歯抜歯もしてもらっていました。しかし、あまり良くなりません。
そこで、残る犬歯も抜歯する手術をすることになったのですが、歯科用レントゲンで検査をしてみると…ほぼ全ての臼歯が、抜歯ではなく歯の見えるところ(歯冠)のみ切り取っただけの状態だったことが分かり……