海上の守護 天妃様 台湾で教科書に/大間(Web東奥)|台湾 航空便乗り継ぎ全面禁止へ|書評 時をかける台湾Y字路 記憶のワンダーランド…

海上の守護「天妃様」台湾で教科書に/大間(Web東奥)

2020/03/22 21:53
 台湾の出版社「三民書局」が今年出版し、3月から使用されている高校生用の歴史の教科書に、青森県大間町の稲荷神社で「天妃(てんぴ)様」を古くから祭っている様子が紹介されている。
 天妃様は中国や台湾などでは「媽祖(まそ)」と呼ばれ、海上守護の女神として広く信仰を集めている。大間では1696年、同町の名士が水戸藩から「天妃媽祖大権現」を遷座したのが始まりで、毎年海の日に漁業の安全を祈願する「天妃様行列」を行っている。
 教科書では、民間信仰の広がりについて学習するページで、媽祖信仰は航海技術の発達とともに広がり、台湾や日本、シンガポールなどに伝わったと説明。大間の天妃様信仰については「媽祖信仰が日本に伝来した後の文化融合の様子」とし、町内の稲荷神社に1873年以来、航海と漁業の守護神として媽祖が合祀(ごうし)されている-と写真とともに紹介した。
 写真は14年前から同町の天妃様行列に参加している青森日台交流会が提供。昨年11月、教科書の資料を探していたという出版社側から同会が「ブログに掲載している写真を提供してほしい」と依頼された。教科書は約3万人の生徒が使っているという。
 同会の戴(タイ)淑貴(スウクエイ)会長は「大間の天妃様信仰、行列は日本式と台湾式が交ざり合う独特のもので、日本でも大間にしかない。これを機に県内、台湾での知名度が高まっ……

台湾、航空便乗り継ぎ全面禁止へ

2020/03/22 17:18
 【台東=田中靖人】台湾の陳時中(ちん・じちゅう)衛生福利部長(厚生労働相に相当)は22日、新型コロナウイルスの域外からの流入が増えているとして、台湾での航空機の国際線乗り継ぎ(トランジット)を24日午前零時から4月7日までの間、全面的に禁止すると発表した。
 台湾当局は19日から、台湾籍を持たない外国人の入域を原則的に禁止。21日からは渡航中止勧告を全ての国・地域に拡大し、海外への渡航を実質的に禁止している。
 台湾で感染が確認されたのは22日現在169人で、うち133人が海外での感染とされている。

【書評】『時をかける台湾Y字路 記憶のワンダーランドへようこそ』

2020/03/22 10:32
 美術家の横尾忠則さんは、いくつもの作品のモチーフにしたY字路の魅力を、「思案したり迷ったり、人生の岐路に置き換える人もいる」と話す。ふと立ち止まりたくなる。どこか懐かしい。そんな光景は台湾にも広がっていた。
 台湾は昭和20年まで50年間、日本の統治下にあった。台北に暮らす著者は、かつての用水路、鉄道などの痕跡が、Y字路となって街に溶け込んでいたと気づいた。
 時空を超えて、台湾のY字路が語りかけるものは何か。探し求めた約50カ所のY字路の素顔を、軽やかな文章やモノクロの写真、イラストで浮き彫りにしている。(栖来(すみき)ひかり著/ヘウレーカ・1700円+税)